【3歳】手が出る時の対応方法
目次
自分の気持ち伝えてる??

今日はこどもが手を出してしまった時や、喧嘩をした時のお話です。
子どもの頃、友だちと喧嘩はしていましたか??
大人になれば、話し合いが出来るようになります。しかし、子どもたちは、中々理性的に話し合いすることが難しいです。
感情のままに、ありのままに日々生活しています
成長していくと、友だちの気持ちが理解出来てきます。2歳3歳の子どもたちはまだまだ幼いです。
語彙力も少なく、言葉よりも先に手がでたり、噛んでしまったりして、自分の気持ちを表現します。
幼稚園では、子どもたちの喧嘩は見守りながら、怪我のないように配慮をします。
「ごめんね。」「いいよ。」形式的になってませんか?

友だちと公園や家で遊んでいて、よく見かけるシーンです。
AちゃんとBちゃんがおもちゃの取り合いで喧嘩になっています。
最後はAちゃんがBちゃんのおもちゃを無理矢理取ってしまいます。そして、Bちゃんは、泣いてます。
こんな時、取ってしまった方のお母さんは、子どもに何と声かけしますか?
「ほら!取ったらダメでしょ!ごめんなさいしなさい!」と言われてませんか?
そして、おもちゃを取られて泣いている方の子どものお母さんは「いいのよ〜気にしないでね!ほら!いいよ!って言いなさい!」などと、言われてませんか?
お母さん同士は納得していますが、子どもたちの表情はどうでしょうか・・・
きっと2人とも納得していない表情をしているかと思います。
このやりとり、大人が見ていると普通に見えてしまいますが、実際子どもたちはどうでしょうか?
言い争いやケンカの時は双方の話を聞いてあげましょう

Aちゃんは、Bちゃんのおもちゃを使いたかった。だけど、Bちゃんは貸してくれなかった。だからおもちゃを無理矢理取った。
Bちゃんは、自分のおもちゃだから自分だけで遊びたかった。だけど、Aちゃんが貸してと言ってきた。まだまだ遊びたいからダメだと言った。そしたら無理矢理取られた。
Aちゃんの気持ち、Bちゃんの気持ちを考えてみてください。
Aちゃんは、おもちゃを使いたかった。でもBちゃんは貸してくれなかったから、無理矢理取った。
Bちゃんは、自分のおもちゃだから、まだまだ自分が使いたかった。
このように双方の気持ちをくみ取ってあげることが大切です。その上で、2人にお話してあげてください。
そうすると、2人にかける言葉は変わってくると思います。
Aちゃんには「Aちゃんは、Bちゃんのおもちゃが使いたかったんだね。」とおもちゃが使いたかったという気持ちを一度受け止めてあげてから、「だけど、無理矢理取ったらBちゃんは悲しいよ。」とBちゃんが悲しい気持ちになったことを伝えてあげてください。そうすることで。Aちゃんも自分が無理矢理取ってしまったことに対して、どうすれば良かったのか考えることができます。
そして、Bちゃんには、「Bちゃんは自分のおもちゃだから、いっぱい遊びたかったんだよね。」とBちゃんの気持ちに共感してあげてください。そこから、たくさん遊んだあとは、Aちゃんに貸してあげることが出来るか聞いてあげて下さい。きっとBちゃんも貸してくれるかと思います。
ただただ形式的にごめんね、いいよだけでは解決できません。
しっかりと子どもたちの気持ちと向き合ってあげましょう。
よく私たち大人は、子どもたちに「仲良くするのよ。」「いけないことしたら、ごめんねって謝ろうね。」「ごめんねって言われたら、いいよって許してあげようね。」と伝えることがあります。
しかし、喧嘩の原因や、なんで言い争いになったのかということを見落としがちになっているこがあります。
子どもたちが納得しないままに形式的に、喧嘩が終わってしまっていることがあります。
このようなことが続くと、子どもたちは何かいけないことしても「ごめんね。」といえば許してもらえると勘違いしてしまいます。
子どもと根気よく向き合いましょう

子どもたちは賢いので、大人がいい加減な対応をしていると、ズルくなってしまいます。
友だちと喧嘩して泣いていたとしても、「ごめんねって謝ったからいいんだよ。」と平気で言ってしまう子もいます。
子どもたちの喧嘩に大人が仲裁に入るのはとても根気がいることです。
子どもたちの話を聞けば聞くほどわからなくなることもあります。
しかし、一つずつ時間をかけて話を聞いてあげると、糸口が見えてきます。
糸口が見えて、適切な言葉がけが出来ると、子どもたちも納得がいきます。そして、本当に悪かったなと思えば、心から「ごめんね。」が言えるのです。
少し意地っ張りな子がいて、「ごめんね。」が言えなくても、悪かったなぁと思えば、後から友だちに「ごめんね。」が言えたりします。
子どもたちと向き合うことは、根気よく付き合うことが必要です。そして、気力、体力、時間がいります。
でも子どもたちの成長にとって、それはとても重要なことなのです。
我慢しないで喧嘩はしよう

私は、子どもたちが喧嘩をしていても一方的な暴力以外は、ギリギリまで見守ります。
叩いたりしていても、怪我をしない程度なら見守ります。
すぐに止めてしまうと、子どもたちの考える力、感じる力も止めてしまうことになります。
友だちを叩いたり、叩かれたりで、痛みや悔しさを経験します。
そして、その後は、叩いてしまって悪かったなという気持ちも経験します。
子どもたちの仲裁に入る時、しっかり話を聞くと、本当は仲良く遊びたいだけなのに、それが上手く伝えられなくて手を出してしまう子もいてます。
そんな時は、「〜すると良いんだよ。」と伝えることで、子どもたちは学んでいきます。
こういった経験は、とても大切なことだと思います。
そして、自分たちが納得いくまで、喧嘩したあとは、スッキリするみたいです。
すぐに笑顔で仲良く遊んでいたりします☆
そんな時は、やっぱりお友だちと遊ぶと嬉しいし、楽しいんだな♫と思います(^ ^)
お母さん方も子どもが手が出てしまっても、しっかり、最後まで子どもの気持ちを聞いてあげてください☆
子供だからとケンカに大人が出てきてしまうことがありますが、大人がするべき役割はケンカの理由を聞いてどうすればよかったのかをきちんと教えてあげることなのですね。
友人の子供もまだ自分の感情を上手く言葉で伝えられないからとお友達のことを叩いたり、噛んでしまったりすると聞いたので、珍しいことではないのですね。
大人も落ち着いて対処することが必要だと思いました。
コメントありがとうございます。
子どもの年齢にもよりますが、言葉で表現するすることが苦手な子もいます。
叩いたり噛んでしまう子には、それほど嫌な気持ちになったんだね。と一度気持ちを受け止めてあねることで、お母さんの思いも届きやすくなります(^ ^)