【幼稚園 給食】成長に繋がる秘訣は、みんなで食べることです

今回は給食のお話です。ここ最近では、幼稚園でも自園で作られているところが増えてきています。私の働く幼稚園でも去年から自園給食になりました。
自園給食ですと、出来上がりの温かいご飯が食べらるのでとても美味しいです。
給食は子どもたちにとって楽しみの一つでもあります。
私のクラスでも「今日の給食は何〜?」といつも嬉しそうに、聞いてきます☆
食育に力を入れている園も多く、食育、食べる教育、食べることの大切さを教えているところが多いかと思います。
みんなで食べることの大切さを知って頂きたいと思います。
6つの『こ』食が問題視されています

6つの『こ』食が問題視されているということを聞いたことがありますか?
6つの『こ』食とは何なのでしょうから、
一つずつ見ていきましょう。
○孤食
家族が不在の食卓で、ひとりで食事することを【孤食】と言う。
好き嫌いを増やす原因になる。
好き嫌いを注意してくれる人がいなく、孤食が続くと、好きなものばかり食べるようになり、
栄養が偏りがちになる。
そして、コミュニケーションが不足し、社会性や協調性のない人間に育ってしまう可能性がある。
○個食
家族が揃っていても、全員が自分の好きなものを食べることを言う。
【バラバラ食】とも言って、好きなものだけ食べるので栄養が偏ってしまう。
そして、好き嫌いを増やすことになる。
協調性のない、わがままな性格になる恐れがある。
○固食
自分の好きな決まったものしか食べないことを言う。
栄養が偏り、キレやすいわがままな性格になる恐れがある。
肥満、生活習慣病を引き起こす原因にもなる。
○粉食
パンやピザ、パスタなど粉を使った主食を好んで食べることを言う。
米食と比べるとカロリーが高くなる。
おかずも脂肪などが多くなり、栄養も偏りがちになる。
○小食
いつも食欲がなく、少しの量しか食べないことを言う。
ダイエットなどで食べる量を減らすことも同じである。
小食が続くと、発育に必要な栄養が足りなくなり、気力が続かず、無気力な子どもになる。
○濃食
加工食品など濃い味付けのものを食べることを言う。
塩分や糖分が多く、味覚そのものが鈍ってしまう。
カロリー過多で肥満につながる恐れがある。
これら6つの【こ】食が問題となっています。
特に問題視されているのが、一つ目の【孤】食です。
【孤食】は会話がなく、コミュニケーション能力やマナーを身につけることができません。
また、他の【こ食】を加速させる原因にもなってしまいます。
ここ最近では共働きの家庭も多く、子どもたちの食べるものに目が向きにくい家庭もあるかと思います。
しかし、我が子にはしっかり栄養を摂ってもらい、すくすく成長して欲しいと考えるのが親御さんの思いでもあります。
各家庭で中々難しくても、幼稚園、保育園での【給食】にはこれらの6つの【こ】食が解決できます。
6つの【こ】食の解決策を教えます

給食は、6つの【こ】食が解決されているといいました。どういったところが解決されているかというと、
孤食と個食→みんなで同じものを食べる。
固食、粉食、濃食→栄養士さんがバランスを考えて作っている。
小食→保育士が子どもの様子を見ながらその都度適量を食べさせている。
幼稚園、保育園では、常に保育士の目が行き届いています。
子どもたちの普段の様子もわかります。
ここで、6つの【こ】食が解決されているのです。
一番問題視されている【孤】食ですが、幼稚園、保育園ではみんなで給食を食べます。
私自身もみんなで食べることの大切さを実感しています。
魔法の言葉は、『みんなで食べると美味しいね!』

子どもたちは、みんなで食べることがとても楽しく嬉しいのです。
子どもは大人の真似をするのが大好きです。不思議なことに、大人が美味しく食べていると、子どもたちも美味しそうに食べます。
私は子どもたちに食べることが大好きになって欲しいので、必ず給食の前に食に興味が持てる言葉がけをしています。
「今日の給食は何かな〜?わぁ!美味しいそう♡お野菜もある!今日はおかわりするぞー!(^ ^)」などと、にこにこしながら言います。
すると、子どもたち何々〜?と興味津々です。
給食の時間が待ち遠しくなります。
実際給食が届くと歓声があがります。
給食を食べ始めると「美味しいねぇ〜♫」といったり、「みんなで食べるからもっと美味しいね!」などと言葉かけしていると、子どもたちも笑顔になるのです(^ ^)
子どもたちも真似して「みんなで食べると美味しいね!」と話しています☆
給食に対して、苦手意識がある子も、みんながニコニコしていると気持ちが和らぎます。
そして、そんな子も、よし!食べてみよう!という気持ちになっています。
大人も子どもも、楽しい雰囲気で食べたいですよね(^ ^)
☆お家でも魔法の言葉を使ってみよう☆
お家での食卓でも『みんなで食べると美味しいね!』の魔法の言葉を使ってみてください。
大好きなお母さんが美味しそうに食べていると、子どもたちも食べることが楽しくなりますよ♫
そして、みんなで給食を食べることで、【こ】食の問題が解決され、食べることを学ぶのです☆
濃食については私も以前にブログのテーマにしました。
塩分や糖分、脂肪分が多いものは人間の性質上美味しいと思う条件がたくさん含まれていますよね。
味覚が育つ時期だからこそ食事の大切さが一層大きくなることをご家庭でも意識してほしいですね!
コメントありがとうございます!
外食しがちだと、つい濃い味になれてしまうかと思います・・・
Pekopokoさんの仰られるように、味覚の育つ時期には意識したいですよね。
Pekopokoさんありがとうございます!