【上の子との関わり方】寂しいサインが出ていませんか?

今回は、上の子のお話です。

下に赤ちゃんができると、お母さんはとても忙しくなりますね。

お母さん自身、体力的にも精神的にも疲れてくることがあるかと思います。

この時、上の子はどのように感じているのでしょうか。

今まではお母さんを独占できていたのに、赤ちゃんにお母さんを取られてしまった・・・という寂しい気持ちを持っているかもしれません。

上の子の寂しそうにしている時のサインを見逃さないであげて欲しいと思います。

今日は、私のクラスでの2人の子どもを例にお伝えしたいと思います。

2つのタイプをみる

がまんして良い子を演じるAくん

Aくんは満3歳児クラスの男の子です。

下に弟がいます。

入園当初から、いつも不安そうにしていました。いつもメソメソ泣いていて、それがだんだん大きな声で泣くということが続いていました。

次第に幼稚園に慣れてくると、泣くことも少なくなりましたが、いつも私や、サポートの先生に話をする内容が【弟の話】でした。

弟くんがこんなことをしたよ!あんなことしたよ!Aは弟にこんなことをしてあげたんだよ!という感じです。

大人がこの話を聞くと、Aくんは弟思いの優しい子と感じますよね。

そして、大人たちは「Aくんは優しいね。」となります。

だけど、Aくんの本当の気持ちは、幼稚園に行っている間は、お母さんと弟が一緒に過ごしていることを知っています。だから、入園当初あんなに泣いていたのではないかと思います。

また、良い子を演じることで、お母さんからもAくんはいい子だね!と言ってもらえます。

Aくんはとても真面目な性格なので、【良い子にしていなければいけないんだ】という思いが強く、何か先生に注意されると必ず言い訳をしてしまいます。

良い子じゃないと、お母さんも先生も好きになってくれないという強い思いがあるのかもと感じた私は、そうじゃなくてもAくんのことが大好きだよと、いつも伝えています。

お母さん自身も感じていらっしゃったので、それ以降は連携をとるようにして、Aくんと関わっています。

下の子のお世話を妨害してしまうBちゃん

Bちゃんもまた満3歳児クラスの女の子です。

お友だちとのトラブルが絶えず、使いたいおもちゃがあると、友だちから無理矢理とってしまいます。

その都度話をしても「だって!Bが使いたかったんだもん!!」と言って泣き出します。

おもちゃが使いたいというより、楽しそうにおもちゃで遊んでいる子を見ると、そのおもちゃが使いたくなるようでした。

自分の、主張がとても強く、引き下がることが難しい子でした。

そして必ず「だって!!」と言って泣き出します。

大人から見ると、とてもわがままな子に見えてしまいます。

何度言っても、無理矢理使おうとすることや、わがままな行動が多く、気に入らないことがあると相手にパンチやらキックをしてしまうので、お母さんに相談することになりました。

そこで見えてきたことは、お母さんもBちゃんに対してとても悩まれていることでした。

そして、下の弟に対しても同じようにしているということでした。

下の子のお世話をしていると、弟に対してパンチやらキックをしてしまうそうでした。

お母さんもBちゃんに対して厳しく接していたそうです。

そこで、私は、Bちゃんは、自分の気持ちを聞いて欲しいだけではないのかなと気づきました。

お母さんとお話してからBちゃんに対して「○○だったから嫌だったんだね?」など、まず気持ちに共感してあげたり、出来ていることを褒めて認めてあげることで、少しずつ落ち着いていきました。

寂しいというサインに気づいてあげて

2人の共通点は下に弟や妹がいること。上の子であることです。

そして、寂しいという気持ちをとても我慢しています。

サインに気づくには、とてもわかりづらいかもしれませんが、気づいてあげることで、子どもたちも、自分のことを見てくれているんだと思い、とても安心することができます。

安心できるだけで、子どもたちの心も穏やかになることができます。

対応方法

出来ることを手伝ってもらおう

上の子の気持ちに寄り添う

今までお母さんを独り占め出来ていたのが、下に弟や妹が出来たことで、取られてしまった!!という気持ちになることがあります。

お母さん自身は、そのつもりがなくても、上の子は、お母さんは自分のことをかまってくれなくなって、下の子のお世話ばかりして嫌いになったのでは・・・

と不安に思うことが多いです。

時に、下の子をお父さんやおじいちゃん、おばあちゃんに任せて、上の子と2人だけの時間を作ってみてください。

お母さんと2人っきりの時間を持つことで、上の子も特別な時間になります。

そうすることで、お母さんの大好きな気持ちは子どもにもしっかりと届きます。

下の子のお世話を手伝ってもらう

どうしても手が離せない時は、下の子のお世話を手伝ってもらうことも良いでしょう。

上の子は自分も同じようにお世話してもらっていたということが記憶にはありません。

なので、「あなたも昔は赤ちゃんで、こうやってお母さんがお世話してたのよ」と伝えることで、自分も下の子も同じように、可愛がってもらっていたことが認識できるようになります。

次第に下の子に対しても優しく見守れるようになります。

接する時の注意点

子どもと接する時に注意したいことがあります。それは、

○お兄ちゃん、お姉ちゃんだから!というフレーズはやめましょう

お兄ちゃん、お姉ちゃんだからではなく、一人の人として、対応してあげてください。

○赤ちゃんがえりしても突き放さない

まだまだ甘えたい年齢なので、赤ちゃんがえりしてしまっても、甘えたいんだということを理解してあげてください。

○してはいけないことは、しっかりと注意をする

危険なことなどを、した時には、何故それをしてはいけないかをきちんと話して伝えてあげてください。

この3点に注意して関わってあげてくださいね。

たくさんスキンシップをとって安心させてあげてください

大好きのギューッ♡

ちょっとした時間で大丈夫なので、1分間だけでもいいので、子どもをギューッと抱きしめてみてください。

そのちょっとしたスキンシップを色々な場面でとることで、子どもたちは自分は愛されているんだと感じることが出来て、とても安心できます。

またこの時、子どもの体温を感じることで、お母さん自身にもリラックス効果があります。

このスキンシップをすることで、愛情ホルモンと呼ばれている【オキシトシン】が出て、幸せを感じることが出来ます。

いかがでしたか?

お母さん自身も下のお子さんのお世話で大変かと思いますが、スキンシップは、子どもだけでなく、お母さんに対しても、愛情ホルモンのオキシトシンが出ます。

同じリラックス効果が出て、お母さんも子どももハッピーな気持ちになるので是非、試してください(^ ^)

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yuzu

yuzuです 大学を卒業後、幼稚園→一般職→保育園→幼稚園と働いてきました。 現在は、幼稚園で働いています。 経験年数は、今年で10年目です。 これまで300人以上の子どもたちを受けもちました。 保育者として日々感じることや伝えたいことをブログを通して発信していきたいと思います。

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1件の返信

  1. アバター Pekopoko より:

    私の母は私に対して「お姉ちゃんなのだから」ということを絶対に言わないと決めていたという話をしてくれたことがあります。

    その理由は好きで上の子として生まれてきたわけではないからと家族にも同じ理解を求めていました。

    その意味では我慢が少なく済んだのだとも思っていますし、お母さんから褒められたいという欲求のために頑張っていたことも事実です。

    自分のことながら今もその名残があることを感じる場面があるので、お母さんたちの苦労は計り知れないものですね。

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