おもちゃの取り合いは子供達の成長の場です☆年齢別・親の関わり方

今回は、子供同士のおもちゃの取り合いのお話です。

よく、お母さんからの質問で『子供同士、仲良く遊べずにおもちゃの取り合いをして困る』ということを聞きます。

最近では、子育て支援センターや、公共の場、公園など色々なところでお子さんと一緒に遊ばれるかと思います。

公園に行く時には、自分のおもちゃを持って行くと思いますが、その他では、自由に遊べるおもちゃなどあるかと思います。

そんな時におもちゃの取り合いをして喧嘩する姿もよく見かけます。

我が子が友達を叩いてしまった・・・となると、お母さん方も相手の方に対して気にしてしまいますよね。

今回はそんな時の関り方のお話をしたいと思います。

年齢別・子供への接し方

0歳~1歳半【見守る 手や口が出そうな時は止める】

この年齢は目の前にある興味のあるものを使ってみたいという気持ちが強く、それが相手の子が使っていたとしても手を伸ばして取ろうとします。

このくらいの年齢だと力もそんなに強くないので見守ることで様子をみてあげましょう。

しかし、まだまだ言葉が出ないので表現方法のひとつとして、手が出てしまったり、口が出ることがあるので、その時は、叩いたり、噛みつくまえに止めてあげてください。

この時におもちゃを取られたくないからと、相手を押してしまうことがあります。

これは、相手に対して攻撃しようとしているのではなくて、おもちゃを守ろうとしているだけなので、叱らないであげてください。

おもちゃを取られて泣いてしまった場合は、「こっちのおもちゃはどう?」などと、別の遊びを提案してみてください。

この年齢はまだ執着がそこまで強くないので気持ちも切り替えやすいです。

1歳半~3歳【気持ちを代弁してあげる】

この年齢は、自分のおもちゃ相手のおもちゃが少しずつわかってきます。

しかし、自我も芽生え始め、自分が使いたい!となると取ってしまうことがあります。

【貸して】という言葉も理解できてきますが、それでも物への執着が強くなってきているので【貸してあげる】ということは、まだまだ難しいです。

お母さんが言っていることはわかっても、そのおもちゃが相手のものになるということが嫌なので、おもちゃの取り合いが中々おさまらないかと思います。

他のおもちゃで気を紛らわすことも難しくなります。

おもちゃの取り合いは成長の一つなので、無理に止めなくても良いです。

しかし、物で叩いたり、相手を怪我させようとする行為が見られそうな時は危ないので止めて下さい。

「この、おもちゃが使いたかったね。」とまずは、気持ちを受け止めてあげて、「今はお友達が使っているから、お友達が遊び終わった後に貸してもらおうね。」など伝えてみましょう。

おもちゃを取ってしまった時は、すぐに叱るのではなく、「このおもちゃが使いたかっかたね。」と子供の気持ちを受け止めてあげてください。

先に気持ちを受け止めてあげると、子供もお母さんの言っていることに対して素直に受け入れられるようになります。

3歳~4歳【相手の気持ちが考えられるような言葉がけをする】

3歳~4歳くらいになると、少しずつ自分のやっていることがわかるようになります。

おもちゃを取られて泣いている子がいたら、「○○ちゃんがおもちゃを取ったから、泣いているね。」と、その場での出来事の事実を泣かせてしまった子に伝えてください。

相手の子が泣いている原因を理解しているので、「○○ちゃんも、おもちゃを取られて、泣いていたことがあるよね。」と自分も同じ経験をしていることを言います。

「その時は、どんな気持ちだったかな?」「どうして欲しかったかな?」など、自分自身が考えられるような言葉がけをしてみてください。

「嫌だった。」「返して欲しかった。」など返答があれば、「○○ちゃんも同じ気持ちだと思うよ。」と言って、相手にも悲しい気持ちがあることを伝えてあげてください。

また、何も返答がない場合は「お母さんは悲しい気持ちになるな。」などと、気持ちを言葉で代弁してみてください。

そうすると、「そうかあ・・・悲しい気持ちにさせてしまったのだ。」と感じることができます。

また、おもちゃを貸してもらいたい時に注意したいのが、「貸してって言ったのに貸してくれなかった」時です。

これは、相手の子が今遊んでいて、相手の子のこのおもちゃで遊びたいという気持ちもあるので、その時は、きちんと「今は○○ちゃんが遊んでいるから、終わってから貸してもらおうね。」と伝えて理解させてあげてください。

おもちゃの取り合いをしている時はすぐには介入しないで見守る

子供同士でおもちゃのとりあいをしている時に注意したいポイントがあります。

すぐに介入すると、自分で考える力が弱くなる

これは、年齢にもよりますが、3歳~4歳くらいで、おもちゃの取り合いをしている時に、大人がすぐに介入してしまうと、子供は大人を頼るようになってしまいます。

そして、お母さんや、困ったことがあれば、先生が助けてくれると思うようになってしまいます。

おもちゃの取り合いは成長する上で、友達に対しての思いやりや、仲良く遊ぶにはどうしたらいいのかを学ぶのに大切なプロセスになります。

この機会を奪わないように気をつけましょう。

見守ることで、子供達の行動の幅が広がる

また、少し見守っていると子供達の中で色々な行動が出るようになります。

おもちゃを取られた!から、喧嘩に発展してしまうのか、他のおもちゃを貸してあげようとするのか、後で貸してあげるのか・・・

見守ることで、子供達同士で解決方法を考えていくようになります。

こうして、子供達で学んでいくのです。

子供同士で解決できない時は?解決できそうにないときに初めて介入してあげる

中には、自分から気持ちを伝えることが苦手な子もいるかと思います。

そんな時に「自分達で解決しなさい!」は、とてもしんどくなります。

子供の性格や気質に合わせて対応を変えることも必要になってきます。

子供の気持ちを代弁してあげる

自分の気持ちが上手に表現できない子には、「貸して欲しかったね。おもちゃ取らずに貸してって一緒に言ってみようか。」などと、子供と一緒に言葉で伝えて見てください。

そうすることで、段々と「貸して」が言えるようになってきます。

約束事をつくる

おもちゃを取ってしまった時、取られてしまった時、「遊び終わったら貸してね。」または、「時計の針が○○に来たら貸してあげてね。」などと、見通しの持てる約束事をつくってみてください。

時計の針が○○まできたら、おもちゃを貸してもらえると、子供達もイメージしやすくなります。

他の遊びに誘ってみる

他の遊びに誘ってみて、気が紛れるのなら、誘ってみてあげてください。

もしくは、「おもちゃを貸してもらえるまで○○で遊んで待っていようか。」

などと、提案してみても良いかと思います。

他の遊びをしているうちに気持ちも落ち着いていきます。

子供同士でおもちゃの取り合いをすることで、集団生活やルールを学ぶ

子供同士のおもちゃの取り合いは、大人からみるとヒヤヒヤしてしまいますよね。

特に、我が子が相手の子のおもちゃを取って泣かせてしまった時は、どうしよう・・・と落ち込んでしまうこともあるかと思います。

これが、もともと仲の良いお友達同士であれば、後で仲直りすることもできますが、公共の場で、知らない人同士だと気まずくなることもあるかと思います。

そんな時は、お母さんが相手の子に先に「ごめんね。ビックリしちゃったね。」などと、謝ってみても良いのではないかと思います。

お母さんが子供のお手本になって、こういう時は【謝らなければいけない】ということを、学ぶことができるからです。

こうして、集団生活やルールを学び、友達同士仲良く遊べるようになり、友達と一緒に遊ぶ楽しさを知っていくのです。

☆まとめ☆

いかがでしたか?

おもちゃの取り合いは年齢ごとに変化していき、それぞれの段階で、おもちゃの取り合いをすることは成長過程で大切なことであると伝えてきました。

ポイント

・おもちゃの取り合いをしている時はすぐには介入しないで見守る

・子供同士で解決できそうにないときに初めて介入してあげる

・子供同士でおもちゃの取り合いをすることで、集団生活やルールを学ぶ

です。

友達と一緒に怪我のないように楽しく遊べるようになることを願います(^^)

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yuzu

yuzuです 大学を卒業後、幼稚園→一般職→保育園→幼稚園と働いてきました。 現在は、幼稚園で働いています。 経験年数は、今年で10年目です。 これまで300人以上の子どもたちを受けもちました。 保育者として日々感じることや伝えたいことをブログを通して発信していきたいと思います。

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