【甘やかす親】子供の自立の妨げにならない甘えさせ方

子育てをしていると、色々な本に、子供に対して【愛情をたくさんかけてあげましょう】や【愛着関係】についての話など聞いたことがあるかと思います。

子供が可愛い、愛しいと感じることはとても自然なことです。

子供のために何でもしてあげようという気持ちにもなるかと思います。

子供にとって、母親は、甘えられる存在です。

しかし、時にこの甘えられるが甘やかしになっていることがあります。

甘えるのはいいけれど、甘やかしはよくないってどういうこと?

と悩まれるかもしれません。

今回はその、甘えると甘やかすの違いのお話をしたいと思います。

子供の自立に必要な甘えとは?

赤ちゃんは、生まれてから、生活の全てをお母さんに【依存】して生きています。

そして、成長と共に、全ての依存から、少しずつ【自立】していきます。

少しずつ、自分で食事をするようになったり、トイレに一人で行けるようになっていきます。

この目に見える行動の自立は見ていてわかりやすいですが、心の自立はどうでしょうか?

この心の自立に必要になってくるのが、甘えるという行為です。

子供の心は【依存】【自立】を行ったり来たりしながら、成長していくと言われているのです。

子供の自立へ向かう途中で必要な甘えですが、赤ちゃんの時は、お腹が空けば、おっぱいをもらい、オムツが濡れると、取り換えてもらえます。

生活の全てをお母さんに【依存】して生きています。

こういった親に依存している状態は子供の心を【安心】させると共に、親に対して【甘え】ている状態でもあります。

この【安心】【甘え】の中で成長していくと、だんだんと別の感情が芽生え始めてきます。

親に依存していることは安心ではありますが、そこには【自分の思い通りにはできない】という【不自由さ】を感じ始めます。

身体が成長して、行動も自立し始めると、身の回りのものに興味や関心を持つようになります。

そして、それらに触れようとしたり、自由に動きまわりたいと思うようになります。

そうなると、子供は親から離れ、何でも自分でやってみたいという【意欲】が出てきます。

親から見ると、まだまだ小さくて一人では出来ないから手伝ってあげようとしますが、「自分でする!」と言って、親の手助けを断る時期があります。

これが自立への第一歩を踏み出しているのです。

少しずつ段階を踏んで2歳前後の【イヤイヤ期】を体験し、自分だけの【自由】を手にいれようとして、【自立】していきます。

この、【自立】の世界で【自由】を感じていた子供は、次に別の感情を持つようになります。

それは、一人で出来ると思っていたことが出来なかったり、今までそばにいてくれたお母さんから離れていることへの【不安】です。

そうなってくると、今度は親に依存していた世界に戻りたくなります。

これが【甘え】です。

そして、甘えたくなった子供が親に十分に甘えられると、安心して、また不自由さを感じて、自立しようとします。

これが、子供の自立に必要な甘えなのです。

子供が甘えてきた時はしっかり甘えさせてあげる

子供は【安心】【不安】【依存】【自立】の気持ちを行き来します。

これを体験していきながら、少しずつ成長して、自立をしていきます。

ここで気をつけたいのが、子供が甘えてきた時です。

子供が甘えてきた時はしっかりと甘えさせてあげて下さい。

この時、「いつまでも甘えないで!」と突き放してしまうと、子供は「一度、お母さんから離れるともう受け入れてもらえない」と感じてしまいます。

そして、それが自立の妨げになり、自立しようとしなくなります。

ここでしっかりと子供の気持ちを受け止めて、甘えさせてあげることが大切です。

そうすることで、子供は前に進んでいくことが出来、どんどん自立していくことができます。

ここで悩むのが【子供の甘えの要求を全部、受け入れていいのか】というところですが、そうではないのです。

【甘え】は子供を成長させますが、【甘やかし】は子供の自立を妨げてしまいます。

では、その【甘え】【甘やかし】はどう見分ければ良いでしょうか?

甘えと甘やかしの違い

物質面か精神面か見分ける

子供が、おもちゃやお菓子など「買って、買って!」と言う時、物やお金が関わる物質的、金銭的要求などを全て聞き入れるのは【甘やかし】になります。

こんな時、「今日はお菓子、買わないと約束したよ。」と、事前に約束をしていたことを確認したり、「おもちゃは、お誕生日に買おうね。」など、新しい約束をすることで、節度ある対応を心がけてください。

それに対して、精神的要求は、お母さんに抱っこしてもらう、膝の上に座るなどのスキンシップを求めたり、「お話を聞いて」と言ってきた時です。

こちらの甘えは自立に必要な甘えになります。

親の都合か子供の都合かを見分ける

出かける時に、靴を自分で履こうとしている時に、苦戦している我が子を見て、時間がかかりそうだなと思い、さっと親が履かせてしまう。

また、子供がお茶を飲もうとして、お茶をコップに移そうとしている時、「こぼしてしまうから、お母さんがするね」と、親が子供の行動に口を出して、代わりにしていることはありませんか?

これは子供の自立は妨げる甘やかしになります。

これに対して、今まで自分一人で靴を履いていたのに、急に「お母さん靴履かせて」と言ってきた時や、お茶をいつも自分で入れていたのに「お母さん、やって!」と言ってきた時は、自立に必要な甘えになります。

こんな時、子供は何かしらの不安や寂しさを感じているので、「いつも出来ているんだから自分でやりなさい」と突き放さないで、手伝ってあげてください。

甘やかしは、親の都合で親から子供に働きかけることで、甘えは子供から親に働きかけていると考えてください。

何歳まで甘えていいの?

このように、子供の心の自立は【甘え】が大切であることがわかります。

何歳まで子供を甘えさせていいのかな?

と疑問を抱くかと思います。

しかし、心配しなくても大丈夫です。

子供は心が自立していくと、自然と安心して親から離れることが出来、甘えてこなくなります。

およそ、9歳か10歳くらいまでとは言われていますが、個人差はそれぞれにあります。

年齢はあまり気にしないで、子供が甘えて来なくなるまで、十分に甘えさせてあげてください。

そして、子供の甘えをしっかり受け止めてあげてください。

☆まとめ☆

いかがでしたか?

ついつい甘やかすことがあるかもしれませんが、【甘え】【甘やかす】の違いに気を付けて子供と関わることで、子供達は自立していきます。

日常生活の中で、なかなか子供の都合ばかりを優先させることも難しいかと思います。しかし、大人の都合で突き放してしまったり、たくさん構って甘やかしてしまわないように気を付けて、子供のペースで甘えさせて、自立の手助けをしてあげてください

そうして、子供が自立していく力をしっかり引き出していきたいですね☆

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yuzu

yuzuです 大学を卒業後、幼稚園→一般職→保育園→幼稚園と働いてきました。 現在は、幼稚園で働いています。 経験年数は、今年で10年目です。 これまで300人以上の子どもたちを受けもちました。 保育者として日々感じることや伝えたいことをブログを通して発信していきたいと思います。

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