【幼児期の子供の問題行動】子供の行動には目的があります

今日は子供の【問題行動】のお話です。

よくあるお話で、下の子が生まれると、上の子が不安定になってしまう・・・というこがありますね。

これは、上の子が下の子に対して、「ママの愛情が取られた」と思い、不安な気持ちになってしまうからです。

幼稚園や保育園でも、親の愛情を独り占めしていた子が上の子になって、気持ちが不安定になり、お母さんから相談をいただくことがよくあります。

【問題行動】という言葉を耳にしますが、そもそも問題行動というのはどういった行動のことなのでしょうか?

見ていきたいと思います。

問題行動って何?

問題行動というのは、お父さんお母さんや大人達を困らせてしまう行動のことをいいます。

友達を叩く、下の子に意地悪をしてしまうもその行動に入りますが、その他に、今まで出来ていたことが出来なくなった。

上手にご飯を食べられていたのに、立ち上がって歩き回ったり、こぼしたり、残すようになったり・・・。

これらもそのうちの一つです。

子供の行動には、全て目的があります。

こういった【問題行動】を起こすと、いつも下の子ばかり見ているお母さんが注目してくれるからなのです。

問題行動は構って欲しい、甘えたい気持ちが表れている

問題行動を起こすことで、お母さんは「○○ちゃん、ちゃんと食べなさい!」「こぼさないように気をつけて!」と声掛けします。

すると、子供はお母さんが【自分のことをやっと見てくれた!】となり、嬉しくなります。

そして、ご飯の時、歩き回るとお母さんは気にしてくれるんだ!

と、何回か試してみて学習していきます。

こうして、【問題行動】を繰り返すようになります。

お母さんが大変な時に悪い事ばかりされてしまうと、イライラしてしまいます。

しかし、そこで、子供を叱っても解決にはならないのです。

アドラー心理学では、子供の気まぐれに見える行動や、我がままに見える行動、めちゃくちゃに見える行動にも、全てにきちんと【目的】があると言っています。

特に題名にもなっている【問題行動】と言われる行動には、必ず目的があると言われています。

なので、子供が、問題行動を起こしたら、叱る前にその目的、何の為にその行動を取っているのかを探っていくことが大切になります。

最近、子供にどのような変化があったか、叱られている時にどんな顔をしているか、取った行動でどんな出来事が起きたかなど、色々と考える必要があります。

すると、【お母さんに構って欲しい、甘えたい】ということがわかってきます。

目的がわかったら、それを別の方法で満たしてあげると良いです。

具体的に言うと、普段の行動や、良い行動に目を向けてみて下さい。

すると、子供は悪いことをしなくてもお母さんに見てもらえる、ということがわかります。

それがわかると、お母さんに注目してもらいたいという好ましくない行動が減っていきます。

普段の行動、良い行動ってどんな行動?

となるかもしれませんが、本当に些細なことでいいのです。

朝、子供が目覚めた時に、「朝、ご機嫌で目が覚められたね!○○ちゃんが笑っていると、お母さんも嬉しいな。」

また、少し手が空いた時に膝に抱いて「大好きだよ。」と伝えてみて下さい。

子供も安心して気持ちが満たされていき、注目を集めようとする行動も消えていきます。

大人の【当たり前】で叱っていませんか?

大人には、これまで生きてきた中で、理想や常識、ルールを身につけていきます。

そんな中で、【当たり前】という考えが出てきます。

【当たり前】や常識に沿わない行動(これを問題行動とも言います)をとってしまう子供がいると、つい、頭ごなしに正してしまいたくなるかもしれません。

しかし、子供は色々な目的を持っていて、それに従って行動しています。

私自身、子供に対して理想や常識、ルールを子供に押し付けてしまって、子供に悲しい思いをさせてしまった経験があります。

A君という、男の子がいました。

大人しくて、クラスの中ではあまり目立たないタイプの子供です。

そして、少しこだわりを持っている子でした。

給食の時間に好きなテーブルを子供達に選んでもらって座ります。

自分の椅子を持ってくるのですが、その時にA君は満席になっているテーブルの横に椅子を持って佇んでいました。

A君はいつも座りたい席があると、絶対ここに座る!

といって中々友達に譲れない性格だったので、今回もそうなのだと私は思いました。

この時にA君の話を聞いてあげていれば良かったのですが、「A君、このテーブルはいっぱいだから、空いている席、探そうね。」と伝えました。

A君は首を横に振って、移動しようとしないので、私はA君の我がままな行動だと決めつけてしまいました。

そして、A君に注意すると、A君は泣きながら

「僕が先に座っていたのにBちゃんがとったの!!」と私に教えてくれたので、Bちゃんに聞くと

「Cちゃんの隣に座りたかったから。」と言って、A君が先に座っていた席をとってしまったことを話したのです。

この時、私は、A君の行動の理由を見てあげていなくて、結果、A君に悲しい思いをさせてしまったことにとても反省しました。

A君にも話をきちんと聞かずに叱ってしまったことを謝罪しました。

私の失敗は決してやってはいけないことです。

大人の【当たり前】で子供達を叱らないように子供の様子をしっかり見て判断しようと感じた出来事でした。

☆おわりに☆

いかがでしたか?

子供たちには、子供達の目的があってそれに従って行動をしています。

この子は、どういう気持ちでこんなことをしているのだろう?

この行動にはどういう意図があるのだろう?

子供をじっくり、見て、見つけてあげることが大切です。

じっくり見ることで、「あ!そういうことだったのか!」と気づくことが沢山あるかと思います。

子供たちの行動には全て目的があることを忘れないで欲しいと思います。

また、私の失敗談のような一見、問題行動のように見えて実は問題行動ではなかった・・・ということもあります。

大人の常識や物差しで判断してしまっていることもあるのではないかと思います。

こういったことにも気をつけて子供と関わることで、子供達を安心して過ごすことが出来ます。

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yuzu

yuzuです 大学を卒業後、幼稚園→一般職→保育園→幼稚園と働いてきました。 現在は、幼稚園で働いています。 経験年数は、今年で10年目です。 これまで300人以上の子どもたちを受けもちました。 保育者として日々感じることや伝えたいことをブログを通して発信していきたいと思います。

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