【赤ちゃん】はちみつはNG!いつから食べていいの?
今日は、はちみつのお話をしたいと思います。
はちみつは好きですか?
私は大好きです(^^)☆
天然の甘味が体に良さそうなイメージもありますよね。
料理で砂糖の代わりにはちみつを使用する家庭もあるのではないでしょうか?
しかし、今回のこのはちみつ、赤ちゃんには与えてはいけない食品なのです。
テレビや雑誌で聞いたことあるなあ・・・という方もいらっしゃるかと思いますが、何故、赤ちゃんにはちみつはNGなのかお伝えしたいと思います。
目次
赤ちゃんに【はちみつ】がNGな理由はボツリヌス菌

はちみつは、1歳未満の乳児には与えてはいけません。
何故、1歳未満の赤ちゃんがNGなのかというと、はちみつの中に含まれているボツリヌス菌という菌が原因にあります。
2017年に、はちみつ入りの離乳食を与えられた生後6カ月の赤ちゃんが「乳児ボツリヌス症」で亡くなるという痛ましい事例がありました。
ボツリヌス菌という細菌が作るボツリヌス毒素によって起きる病気を、まとめてボツリヌス症と言います。
その中で、乳児ボツリヌス症は、生後1年未満の赤ちゃんが口から摂取したはちみつなどの食材に含まれるボツリヌス菌が消化器官内で増殖することで、毒素が発生して起こる病気です。
乳児ボツリヌス症とは

乳児ボツリヌス症の症状は、便秘が数日間続きます。
そして、全身の筋力が低下して、ぐたっと脱力状態になります。
力が入らないので、赤ちゃんがおっぱいを吸う力が低下し、泣き声が小さくなります。
さらに悪化すると表情が無表情になります。
頸部の筋肉に力が入らなくなり、頭が支えられなくなってしまいます。
これらは、適切な処置を行うことで、回復することがほとんどですが、先ほどの事例のように亡くなってしまうこともあるのです。
はちみつは何歳から大丈夫?

赤ちゃんのはちみつがNGなのは、腸内環境が整っていないからです。
腸内環境が整ってくるのが、離乳食を始めて、だいたい満1歳頃です。
その頃にはボツリヌス菌が体の中に入っても、他の腸内細菌に負けてしまうので問題にならなくなってきます。
はちみつは赤ちゃんが1歳を過ぎてからあげるようにしましょう。
☆妊娠中や、授乳中に、はちみつを食べても大丈夫
妊娠中のはちみつの摂取ですが、これは問題ないです。
はちみつのボツリヌス菌が、お母さんを通して胎児に移行することはなく、お母さんの体でボツリヌス菌は消化されます。
また、お母さんが授乳中にはちみつを食べることも問題ありません。
はちみつに含まれるボツリヌス菌が母乳を通して移行することはなく、お母さんの体内で消化されます。
安心してはちみつを食べてもらって大丈夫です。
しかし、大丈夫だからと言って、はちみつを食べた口で、赤ちゃんにキスをするのは避けましょう。
はちみつ以外にも気を付けたい食品

乳児ボツリヌス症の原因となる可能性のある食品の例としてはちみつの他にも、自家製野菜スープ、井戸水、缶詰があげられます。
コーンシロップや、黒糖にも乳児ボツリヌス症の原因となった事例もありました。
野菜スープは大丈夫なのでは?と思われた方もいるかもしれません。
しかし、ボツリヌス菌は土壌、河川、海洋にいる菌なので、果物や野菜には採取した時から付いていることが多いと言われています。
これらは、1歳未満の赤ちゃんには避けたいものになります。
☆おわりに☆

いかがでしたか?
赤ちゃんにはちみつを与えていいのは1歳が過ぎて腸内環境がきちんと整ってからだということがわかりました。
はちみつは自然で体に良さそうというイメージがあります。
しかし、天然だから安全というわけではありません。
赤ちゃんに食べ物を与える時、食品にはちみつが入っていないか注意して、1歳未満の赤ちゃんには、はちみつを食べさせないように気を付けて下さいね。
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