子供の飲み物・気をつけたいこと
今日は子供の飲み物のお話です。
飲み物には水やお茶、ジュース、牛乳など、様々な飲み物があります。
子供にとって何がいいのか、どれくらい飲ませて良いのか悩まれるのではないでしょうか。
そして、どんな飲み物が良いのか、気になるかと思います。
「○○は安全」「○○は危険」などの情報もメディアやSNSなどで広まったりもします。
基本的に食品として購入できるものの多くは、厳しい基準をクリアしているので、よほど大量に摂らなければ安心です。
しかし、小さい子供の場合は気をつけないといけないことがあります。
目次
イオン飲料は子供に与え過ぎないようにしましょう

イオン飲料とは、カリウムやナトリウムなどの電解質が入っている飲み物のことを言います。
成分や使い方によっては、スポーツ飲料、経口補水液と呼ぶこともあります。
これらは、スポーツの時や、熱中症対策で飲まれることが多いです。
しかし、このイオン飲料を小さな子供に沢山飲ませると、危険な状態になる可能性があります。
実際に生後7カ月の赤ちゃんにイオン飲料を毎日1.5~2L飲ませて、水中毒による痙攣をおこした事例などがあります。
また、イオン飲料の中に含まれている大量の砂糖が代謝される際、ビタミンB1が消費され不足してしまうことで、「脚気心」や「ウェルニッケ脳症」を発症した事例もあります。
脚気は、動悸や息切れを起こし、心不全にいたることもあり、危険です。
ウェルニッケ脳症は、意識障害や運動性障害が起きる病気です。
そして、砂糖が大量に入っているのは、イオン飲料だけではなく、清涼飲料水全般に入っています。
また、虫歯がある子供には、ジュースやイオン飲料などを飲む習慣がある子が多いと言われています。
これは、医学雑誌でも繰り返し言われていることです。
清涼飲料水には、砂糖に加えて酸性なので、歯の成分が溶けやすくなり、虫歯の原因になります。
特に、哺乳瓶で飲みながら寝てしまうと、虫歯のリスクが上がると言われています。
脱水症状を改善するために飲む経口補水液にも、糖分が含まれています。
飲ませて、そのまま寝かしつけをしたくても、うがいや歯磨きをするようにして下さい。
また、哺乳瓶がないと眠れないという子には、砂糖を含まないお茶か水をあげて下さい。
100%の果汁ジュースは糖分が沢山入っている

100%の果汁ジュースは体にいいイメージがあります。
しかし、1歳未満の赤ちゃんには、肥満や虫歯予防の観点から、100%ジュースを飲ませるべきではないと言われています。
ジュースの栄養は、果物そのものより劣ってしまいます。
ジュースだと、食物繊維は摂れず、赤ちゃんが飲むと、お腹が張ったり、痛くなったりすることがあり、おすすめできないのです。
100%ジュースは糖分とカロリーの面で、果物より、清涼飲料水に似ていると思った方が良いでしょう。
100%ジュースは美味しいので、子供が飲み過ぎてしまうと、糖分の摂り過ぎになるのと、お腹がいっぱいになって、食事量が減ることも考えられます。
水分補給には、砂糖を含まないお茶か水を基本にする

これらのことを踏まえて、乳児のうちは、母乳かミルクのみ、幼児以降は、カフェインのはいっていないお茶や水を基準にして、清涼飲料水やジュースは適量にするようにしましょう。
その他に子供に飲ませてはいけない飲み物としては、エナジードリンクやカフェイン飲料水が挙げられます。
まだまだ消化機能や肝臓、腎臓が未熟な為、体に負担をかけてしまいます。
☆おわりに☆

いかがでしたか。
一見、体に良さそうな飲み物でも、糖分が多く含まれている飲み物が多いです。
色々な飲み物がありますが、子供に与える場合は注意が必要です。
子供の飲み物は成分や量などに注意して選んであげて下さい☆
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