【子供の日常】一歩踏み出す勇気
こんにちは☆
2020年も残すところあと少しになりましたね。
このブログではちょこちょこ私の働く幼稚園での日常のお話も書いています。
今回は、A君という男の子の話をしたいと思います。
A君は自分の気持ちを表現するのが苦手な男の子です。
みんなの前で発表したり、気持ちを伝えることが苦手で、中々自分の気持ちが出せない子です。
時にそれがしんどくなり、泣いてしまうこともあります。
そんなA君が、一歩踏み出したお話をしたいと思います。
目次
自分の気持ちを出すのが難しいA君

自分の気持ちを伝えると、周りはどう思うのだろう?
と人一倍敏感なA君。
友達との関りも、自分がこういったら、友達はどのように感じるのだろう?
と考えると、話すことが出来なくなってしまいます。
担任である私や、サポートに入ってくれている先生とは会話が出来、周りの友達も理解はしてくれています。
しかし、たまに事情を知らない、他のクラスの子から、声を掛けられて答えることが出来ないと、それが悲しくなり、泣いてしまうこともあります。
一度、悲しい気持ちになると気持ちを切り替えるのにとても時間がかかります。
絵を描くこと、ピアノが得意

A君は、絵を描くことや、ピアノがとても得意で、お家では活発に過ごしています。
幼稚園に来ると、緊張して話をすることが難しくなるのです。
しかし、最近では、A君に仲の良い友達が出来、そこから少しずつ、A君の様子に変化が見られるようになってきました。
そんなA君がお家で、得意な絵を描いて、それを紙芝居にして幼稚園に持って来てくれました。
みんなの前で発表したい

オリジナルのお話を考えて、紙芝居にしてくれたA君。
嬉しそうにこっそりと見せてくれました。
そして、なんとみんなの前で発表したいと言ったのです。
人前で話すのが苦手なA君が発表したいと言って、真っ先に私が思ったことは・・・
(緊張して泣いてしまわないかな・・・(*_*;)でした(^-^;
でも、そんなA君がみんなの前で発表をしたいといっているこの機会を逃すわけにはいかない!!
と思い、帰りの会で発表する時間を持ちました。
発表する時は、サポートの先生が隣に居てくれました。
みんなの帰る準備が出来て、A君の紙芝居を読む時間が来ました。
声は小さかったのですが、しっかりみんなの所にも届いていました。
そして、一生懸命読むA君の姿に感動しました。
A君は本当に幼稚園で話をすることが出来ないのです。
そんなA君が一生懸命紙芝居を読んでいる・・・。
その姿をお母さんに見て欲しかったです(:_;)
そして、紙芝居を発表したA君がみんなカッコよく見えて、「私も紙芝居書いてくる!」「僕も!!」と、クラスの中で紙芝居ブームがおきました(*^^*)
A君もとても嬉しそうでした♪♪
☆おわりに☆

いかがでしたか。
子供達の日常の一コマですが、このA君の出来事、本当にすごいなと思いました。
人前で何かを発表するって、大人でも緊張しませんか?
それを、人一倍緊張してしまうA君が発表をしたのです。
これはA君の中で心の中で変化がおきたからだと思います。
クラスのみんなと関わりたい、自分を少しでも変えたい、頑張ってみたいという思いが形になったのです。
こうした子供達の成長を見守ることが出来ることが、私自身もこの仕事をしていて良かった!
と感じます(^^)
あと3カ月で卒園ですが、子供達の日常を見守っていきたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました♡
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