【産後うつ】イライラする原因・解消の仕方
今回は【産後うつ】のお話です。
妊娠・出産を経て、ママになり、周りの経験談から、子育ては大変だとは聞いていたけれど、いざ始まると予想外のことばかりが起きる・・・。
初めてのことばかりで、悩みはつきないです。
そうなると、だんだんと疲れてきて、育児へのモチベーションも落ちてしまいます。
そして、自分のご飯がしっかり食べられない・・・体のあちこちが何だか痛い・・・今まで楽しいと思っていたことが楽しいと思えなくなっている・・・
こういった状態はプチうつ状態なのです。
産後のお母さんは、自分のことよりもまず子供・・・と赤ちゃんを優先に考えてしまいがちになります。
しかし、赤ちゃんが笑顔で健康でいられるのには、お母さん自身の笑顔と健康が一番大切なのです。
それでは、産後うつになってしまう原因をみていきたいと思います。
目次
産後は、誰もがうつになりやすい時期である

女性は、男性に比べてうつになりやすいと言われています。
そして、一生の中でうつになりやすい時期のひとつが産後であると言われています。
何故、産後がうつになりやすいのかと言うと、原因として挙げられているのが、ホルモンバランスの乱れです。
女性ホルモンで、エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンがあります。
この2つの女性ホルモンの分泌量は、妊娠したのと同時にだんだんと増えていきます。
そして、出産後に落ちるのです。
エストロゲンは脳内で精神的な部分に関わるとも言われていて、それが減少することによって、うつを引き起こしやすくしていると考えられます。
・男性よりも女性の方がうつになりやすい。
・急なホルモンの変化によって、心の影響が出やすくなる。
生活の変化によるストレス

妊娠するまでは、自分のタイミングで自由に生活することが出来ていたお母さんが、出産後は、赤ちゃん中心の生活に変化してしまいます。
そういったお母さんが多いのではないでしょうか。
そんな生活環境の変化にすぐに適応できる人はそう多くはないかと思います。
そして、育児だけではなく、義両親、ママ友、といった新たな人間関係、夫が自分が思い描いていたパパ像と違っていたなどでイライラすることも増えてきます。
一度に色々なことに対応するのに、今まで以上にストレスがかかります。
常にストレスがある状態であることにうつを引き起こしやすくなります。
・生活スタイルが急に変化する。
・義両親や、ママ友、新しい人間関係に疲れてしまう。
出産後1年以内に産後ママの10%~15%が【産後うつ病】を経験している

産後のうつの原因はホルモンの変化によるものだけではありません。
赤ちゃんがまだ月齢が低い間は、2~3時間おきの授乳やおむつ替えをしなければいけないです。
それによって睡眠が取りにくくなってしまい、慢性的に睡眠不足になります。
十分に休息をとっていないと、体のダルさ、辛いなど、身体にも疲労が溜まり、ちょっとしたことでもイライラの原因になりやすくなります。
心身共に疲れた状態が続き、育児を続けていると、育児がきちんと出来ているのか・・・ウ案になりやすくなります。
このような状態から産後うつになり、産後うつ病という病名もあるのです。
これは、産後3カ月頃が一番多く見られ、中には、産後1カ月で発症してしまうお母さんもいます。
そして、産後1年以内に10%~15%のお母さんが経験すると言われています。
産後うつ病の症状
・気分がただただ落ち込む
・眠る環境はあるのに寝付けない
・何をしていても楽しくない
・自分は母親失格だと思う
・体力が落ちた
・育児や家事に集中出来ない
・食欲が落ちた
・イライラしてしまう
これらの症状のなかで5つ以上当てはまり、それが2週間以上続いている場合は産後うつ病の可能性があります。
しかし、このチェックリストは、あくまで目安なので、産後うつ病かどうか判断出来るのは医師による診断になります。
そして早期発見で回復も早くなるので、もしかしてと不安な時は早めに受診することをおすすめします。
また、病院に行くのはちょっと・・・と悩む時は、1カ月検診の時出産をした産科で相談してみることもおすすめします。
☆おわりに☆

いかがでしたか。
今回は産後うつ、または産後うつ病のお話をしました。
産後うつは出産をされたお母さん誰もがなる恐れがあることがわかりました。
産後のお母さんは慢性的な睡眠不足や、肉体的な疲労、精神的な不調で、常に疲れている状態です。
頑張らなければいけない・・・とは考えないで下さい。
心と体を休ませることが大切なので、一人で頑張らないで下さい。
ではどのように体を休めばいいのかは次回のブログで書きたいと思います。
ここまで読んで下さり、ありがとうございます。
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