【新型コロナウィルス】正しい基礎知識
今回は、新型コロナウィルスの正しい知識を知ることの大切さをお伝えしたいと思います。
人は、体験したことのない厄災に見舞われた時に、どうすれば身を守れるかを知りたくなるものです。
今は、情報の量が膨大にあり、その情報に私達が踊らされてしまうこともあります。
テレビ番組はコロナが怖いとみんなに不安を煽ることで視聴率をとろうとしているかもしれません。
ネットの情報は発信源が曖昧で、いかにも本当っぽい偽の情報もあったりするのです。
このような情報を毎日見たり、聞いたりしていると、不安感が倍増してしまいます。
こういった情報を、真面目で善意のある人ほど、他の人にも教えてあげなければ!と無自覚に情報を拡散させてしまうこともあります。
これはSNSだけではなく、ちょっとした会話からも広がることがあり、いじめにつながってしまう原因にもなります。
色々情報を集めても全部鵜呑みにしてしまわないで、一度立ち止まって考えるようにしてみることが大切です。
そういった習慣を身に付けると、冷静な判断が出来るようになります。
☆新型コロナウィルスって何?
新型コロナウィルスは人に感染する7番目のコロナウィルスのことです。
コロナウィルスそのものは、50種類以上あるとされ、人にも感染するものは、主に6種類とされていました。
そのうちの4種類は一般的な風邪のウイルスです。
残りの2つは、2000年代になって把握されたSARS(重症性呼吸器症候群)とMARS(中東呼吸器症候群)です。
肺など呼吸器系に悪影響を及ぼす可能性があるウイルスです。
これらのウイルスも最初は新型コロナウィルスと呼ばれていました。
今回の新型コロナウィルスも呼吸器系を中心に重症化を引き起こす一方で、感染しても症状が出ない人もいるという特性があります。
目次
【陽性】と【感染】、【発症】の違いとは?

感染とは、体内で増えていくことを言います。
ウイルスと出合ったら感染なのかといえば、そうではないのです。
ウイルスが鼻の粘膜に付着した場合、PCR検査でそれを検出すると、陽性と診断されます。
これは、ウイルスがいましたよ!という意味になります。
そのウイルスが体に入りこんで、数を増やしていくと、感染になるのです。
感染したあと、体内でウイルスがさらに増えて、発熱や咳などの自覚症状が出てくると発症になります。
陽性反応が出たとしても、感染していない人もいます。
そして、感染しても発症をしない人もいます。
人にうつすのは、感染してウイルスが増えてからになるのです。
感染する人、発症する人の違いとは?

ウイルスの攻撃力と、体内の防御力のバランスが大切になってきます。
私たちの体には、入り込んできた病原体(ウイルスや菌など)と闘う力が備わっています。
粘液でバリヤーを張り、ウイルスが粘膜の内側に入り込まないように防御をしたり、咳やクシャミで病原菌を追い出したり、免疫細胞が、ウイルスをやっつけたりすると、陽性反応がでても感染しない、感染しても発症しない、軽症ですむことになります。
しかし、入り込んでくるウイルスの数がとても多い場合や、体内で沢山増えてしあうことがあると、ウイルスと闘う体の防御力の方が負けてしまうのです。
また、体が弱っている、別の病気を抱えていると、防御力が弱ってしまい、それほど強力でもないウイルスもやっつけられなくなります。
感染や発症は、体の防御力と病原体の攻撃力のバランスによって決まるのです。
人に感染させやすいタイミングは?

発症数日前から1週間ほどが感染させやすい期間になります。
通常の感染症は、ウイルスの量が最大になる発症する日が一番感染させやすいのですが、新型コロナウィルスの場合は、発症の前日前から感染の危険があり、発症する前後に一番感染させやすいことがわかってきています。
なので、発熱に気づいて数日後に検査をして、結果が出る頃には、感染力がほとんどなくなっているということも多いと言われています。
かかったかな?と思ってからではなく、かかっていない時から、うつさないように心がけることが大切になります。
☆おわりに☆

いかがでしたか。
新型コロナウィルスの基本のお話をさせてもらいました。
私自身も新型コロナウィルスのことが知りたくて、色々調べて感じたことは、曖昧な情報やデマがとても多いことです。
そんな中でどれが正しい情報なのか見極めることが、とても大切になります。
情報を集めた時に、全てを鵜呑みにしてしまわないように、一度立ち止まって考えてみてくださいね。
そして、怖がり過ぎないで、ストレスのない生活になるようにしましょう!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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