子供の抱っこはいつまで?子供の情緒が発達し、安定します
今回は子供の抱っこのお話です。
「子供とたくさんスキンシップしましょう。」というのは、誰もが一度は耳にしたことがあるかと思います。
もしくは、反対に「子供を抱っこばかりしていたら、抱き癖がついていけない。」
など聞いたこともあるのではないでしょうか?
そして、我が子にはどんな人になって欲しいと願いますか?
『思いやりのある優しい人になって欲しい』
『賢い人になって欲しい』
『明るくて人に好かれる人になって欲しい』
など色々なことを考えるのではないでしょうか。
これらを突き詰めていくと、誰もが一つの思いになるのではないでしょうか。
それは、【我が子に幸せな人生を送ってもらいたい】という思いです。
子供にスキンシップや抱っこをすることで、幸せな気持ちを与えることが出来ます
そして、幸せな人生をつくりあげる土台となります。
それでは、抱っこをすることの大切さのお話をしたいと思います☆
目次
抱っこをすることの大切さ

抱っこは幸せな人生をつくる土台といいましたが、その中で最も大事なのが【情緒の発達と安定】です。
情緒の発達と安定とは、【自分は大切な人間だ】という実感や、【お母さんお父さんが大好き】という気持ちや、親子の絆、そして信頼関係を育てることです。
赤ちゃんは生まれたばかりは一人では何も出来ません。
一人ではとてもか弱い存在です。
お母さんはか弱い赤ちゃんを守り、育てることで、赤ちゃんは安心して、情緒が発達していくのです。
赤ちゃんの情緒を発達させて安心させてあげるのに必要なのが【抱っこ】なのです。
泣いたら抱っこ、求められたら抱っこ、用がなくても抱っこしてあげることが大切です。
抱き癖がつくから・・・と泣きっぱなしにして抱っこをしないでいると、赤ちゃんは、『あれ?泣いても誰も助けてくれない』と、赤ちゃんの脳は学習してしまいます。
あきらめずに、もう一度、泣いて抱っこをせがんでみて、また放っておかれると、『やっぱり誰も来てくれない』と学習して、『泣いても誰も守ってくれない』と、あきらめてしまいます。
子供は、嫌なことや悲しいことがあって泣いている時に、お母さんから、「どうしたの?よしよし。」と優しい声が聞こえ、抱っこしてもらうことで、安心感を得ます。
こうして、安心感や温かさを感じた子供は、自分は守られていると実感し、情緒が発達していきます。
そして、お母さんはたくさん抱っこやスキンシップをとってあげて、子供とお母さんの信頼関係や絆が強くなっていきます。
子供が【抱っこされたい】と思うのは、本能的な欲求なのです。
出産直後から、生後1年くらいまでが、抱っこやスキンシップがとても重要だと言われています。
しかし、子供が赤ちゃんだった頃、お母さん自身が、産後に心と身体のバランスを崩したり、育児ノイローゼになったり、色々な事情で忙しく、赤ちゃんの頃抱っこやスキンシップが足りなかったかも?
と不安になってしまった方は、不安にならないで下さい。
そのように感じたのなら、今日から抱っこやスキンシップをたくさんとってみてください(^^)
スキンシップに手遅れはないと言われています。
何歳からでも大丈夫なので、思う存分抱っこやスキンシップをしてあげてくださいね。
そうすることで子供の情緒は安定していきます。
子供を抱っこすることで母親も気持ちが落ち着く

子供を抱っこしたり、抱きしめていると何だか気持ちが落ち着きませんか?
大人も子供と楽しく触れ合うことで、親もスキンシップの恩恵をたくさん受けることができます。
子供を抱っこして、子供がお母さんの温かさ優しさを感じて安心し、情緒が安定するのと同じく、お母さん自身も情緒が安定するのです。
それには、オキシトシンという愛情ホルモンが分泌されるからです。
愛情ホルモンがたくさん出ると、幸福度が増すと言われています。
私も、園で子供と過ごしている時、甘えんぼさんの子供はお母さんのように慕ってくれる子も中にはいて、「先生抱っこして!」と言われることがあります。
そんな時、ぎゅっと抱きしめると、私自身もとても安心するのです。
そして、心も落ち着いて幸せな気持ちになりました。
抱っこやスキンシップは人と人とのあたたかい繋がりをつくります。
抱っこは子供が望む間はしてあげよう

先ほども書きましたが、抱っこはいつまでとは決まっていません。
子供が「抱っこして!」と言ってきた時はたくさん抱っこしてあげてください。
たくさんスキンシップをとることで、人から愛されていることを知り、人を愛していくようになります。
☆おわりに☆
いかがでしたか?
このように人から愛されそして人を愛することのできる性格、安定した性格は、大人になっても、幸せをもたらしてくれます。
どんな子も肌の触れ合いを求めています。
子供が抱っこして欲しいとせがんだ時は是非、たくさん抱っこしてあげて、また抱っこして!と言わなくても、子供とのコミュニケーションの一つとして抱っこをしてあげて欲しいと思います(^^)
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