【子供の日常】遊びの中での子供同士の関わり方
今日は、私の受け持っているクラスの子供達の日常に触れたいと思います(^^)
私は、現在、年長組の担任をしています。
年長組の子供達の日々の様子を見ていると、子供って大人が思っているより、本当に色々考えているのだな・・・と驚くことが多いです。
先日、運動会も無事に終わり、運動会をきっかけにクラスの様子も少しずつ変化がおきています。
そして今回は、あるエピソードをお伝えしたいと思います♪
目次
ルールのある遊び

運動会の練習によって、クラスの子供たちは、心を一つに合わせて、みんなで協力することを学びました。
そうすることで、周りにも目が向くようになり、いつもと違った友達と遊ぶ姿も見られました。
ここで、ルールのある遊びや集団で遊ぶ遊びをクラスの中で取り入れたことで、集団で遊ぶ楽しさにも気づき始めました。
そんな中で、クラスで中心になっている男の子がいるのですが、その子発信で、今テレビでも人気の『逃走中』をやろう!と呼びかけました。
『逃走中』とは、ルールは鬼ごっこと似ています。
【ハンター】と【逃げる人】に分かれて、ハンターが逃げている人を捕まえにいきます。
初めは、「逃走中!をやろう!」と声をかけたA君を中心に周りに友達が集まってきて、みんな楽しそうに逃走中をしていました。
2~3日には、みんなも楽しく遊んでいましたが、少しずつこの様子に変化がおきてきたのです。
だれがリーダーになる?

2~3日は楽しく【逃走中】を楽しむ子供達でしたが、ある日、言い争いが聞こえてきました。
内容は「A君ばっかり仕切って面白くない!」ということでした。
A君はみんなを遊びに誘うのがとても上手な子です。
友達もそんなA君の雰囲気が好きで、遊んでいたのですが、毎回A君ばかりリーダーになって仕切っていると、それが面白くない子も出てきたのです。
A君自身もまだまだ幼い所があるので、自分の好きなように「B君はハンターね!Cちゃんは逃げる人だよ!」などと、自分の思うようにルールを作って取り決めていました。
最初は物珍しくて楽しそうな雰囲気にみんな集まって楽しんでいましたが、毎日それが続くと、周りの友達も楽しくなくなっていきます。
そうするうちに【逃走中】で遊ぶ子供達が減っていきました。
年長になると、リーダーになる子が特定の子ばかりだと周りも面白くなくなってしまいます。
かといって、他の誰かがリーダーになるかと言えばそうでもなかったのです。
そして、A君自身も自分ばかりがリーダーをしていると、周りの友達が面白くない・・・ということまでは考えることがまだ難しかったのです。
ここで、私はA君に「A君が好きなようにルールを作ってそれを友達におしつけちゃうと、友達も面白くないと思うよ。どうすればみんなで楽しく遊べるかな?」
と声掛けしました。
すると、A君はA君の中での逃走中のルールがあるようで、そのルールに従って遊ばないといけない・・・という思いがあるようでした。
A君はA君で考えがあったのです。
こういった集団で遊ぶ時には子供達の中でも色々と問題が起きてきます。
これからの課題として、ルールのある遊びを子供達と逃走中以外でもしていけたらなと思いました。
集団がまとまる時

今回の【逃走中】のお話は集団がまとまるきっかけになったと思います。
集団でルールのある遊びが楽しいことに気が付いたからです。
しかし、そのルールも一人が好きなように決めては面白くありません。
これからは、どうしたらみんなが楽しめるかまで気づいて欲しいなと思います。
そして、A君のように積極的な子が何人も出てきて欲しいと感じます(^^)
☆おわりに☆

いかがでしたか?
今回は幼稚園での日常の一コマに触れてみました。
私自身も日々子供達の成長を目の当たりにして、毎日学んでいます。
子供達と毎日過ごしていると、本当にハッと気づかされることが多いです(^^)
そんな日常をちょこちょこ載せていきたいと思います☆
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