【子供の社会性】集団生活のなかで学ぶ

子供の社会性っていつからつくものなのだろう?と考えたことはありませんか?

 

子供の社会性は段階を経て、身についていきます。

 

まずは、子供自身が自分で考えて行動をする自主性が育ち、次の段階の社会性に進むことが出来ます。

 

そして、社会性とは集団生活の中で学んでいきます。

 

どのように学んでいくのか見ていきたいと思います。

 

子供の社会性とは

 

社会性というと、自分の気持ちや考えを周りの人に理解してもらえるよう表現する力のことを言います。

 

子供だと、3歳くらいになると他人と関わる力がぐんと伸び始め、自分以外の人の気持ちを汲み取ることが大切であるとわかってくるようになります。

 

これには、個人差があるので、1歳で社会性が身についている子供もいれば、4歳でもまだまだ身についていない子供もいます。

 

少しずつ経験を積み重ねていきながら、他の人と生きていくことを学ぶことが大切になります。

 

社会性が身に付きやすいと言われているのが、ケンカをした時だと言われています。

 

【ケンカ】をすることで社会性は身につく

 

ケンカと聞くとあまり良くないイメージがありませんか?

 

我が子がケンカしているとすぐ仲裁に入りたくなるかもしれません。

 

私自身も園で子供達がケンカしていると、新任の頃はすぐに止めに入っていました。

 

そして「ケンカはだめだよ。仲良くしようね。」など声掛けしていました。

 

しかし、これだと、子供達の学びにはならないですよね。

 

ケンカはいけないこと、友達と仲良くすることがいいことなのでしょうか?

 

ケンカをしている時は、何故、ケンカになってしまったのか原因を知り、その後それに合った対応をすることが大切になってきます。

 

ケンカをすることで相手の気持ちがわかるようになったり、相手に対してどのように伝えれば良かったのかなど考えるようになっていきます。

 

【事例】AちゃんとBちゃんのケンカ

 

これは、私が満3歳児さんのクラスの担任だった時の話です。

 

満3歳児さんというと、まだまだ社会性が身についていない子もいれば、友達に対して気にかけてあげられる子もいたり、色々な子がいます。

 

AちゃんとBちゃんがブロックのおもちゃで一緒に遊んでいました。

 

それぞれお家が作れたくて、ブロックを使ってお家を作っていたのですが、使いたいブロックがお互い同じで、それが使いたくて取り合いのケンカに発展してしまったのです。

 

私は一部始終見ていたので、あ!ケンカが始まった・・・どうするのかな?

 

としばらく様子を見ていると、お互い「私が使うのーっ!!ダメーッ!!」と叫び続けて譲る気全くありません。

 

すると、Aちゃんが力任せに無理矢理、おもちゃを取って、Bちゃんを押し倒しました。

 

Bちゃんに怪我はありませんでしたが、おもちゃを取られたことと、押し倒された悔しさから泣いていました。

 

Aちゃんは知らんふりをして遊び始めたので、そこで私はAちゃんに声を掛けました。

 

「Aちゃん、Bちゃん泣いてるよ?」と言うと「だって、Aちゃん、使いたかったんだもん。」

 

と返事が返ってきたので「使いたかったのはBちゃんも一緒じゃないかな?」と聞いたらAちゃん黙ってしまいました・・・

 

そして、泣き止んだBちゃんは、「Aちゃんとは、もう遊ばない!!」と言って別の友達の所に行ってしまいました。

 

それを見たAちゃんは今にも泣きそうな表情でした。

 

「Bちゃん、Aちゃんからおもちゃ取られて、押し倒されたら悲しかったと思うよ?でも、Aちゃんも使いたかったんだよね。」

 

と、Bちゃんが悲しい気持ちになったことと、Aちゃんはおもちゃが使いたかったという気持ちを代弁しました。

 

Aちゃん自身も、おもちゃが使いたくて無理矢理取ってしまいましたが、Bちゃんが離れてしまうことまでは、わからなかったのです。

 

おもちゃを無理矢理取ってしまったことも言葉には出しませんが十分、悪かったなと感じていました。

 

ここで、一緒にBちゃんとどうしたらいいのか?を考えます。

 

Aちゃんは、Bちゃんに謝って一緒に遊ぼうと声をかけるということを決めました。

 

こうして、AちゃんはBちゃんにおもちゃを取って押してしまったことを謝って、再び一緒に遊ぶことが出来ました。

 

本当は同じおもちゃで仲良く遊びたい2人ですが、ケンカしてしまったことで、どうすれば良かったのかを学びました。

 

無理矢理おもちゃを取っても楽しくないですよね。

 

その後、交代で使って遊んでいました。

 

こうして、ケンカを経験することで、相手の気持ちを理解していって、社会性が身についていくのです。

 

集団生活の中で社会性を学ぶ

 

このように、子供達は幼稚園や保育園という集団生活の中で社会性を学んでいきます。

 

事例ではまだ幼い満3歳児さんでしたが、4歳~5歳になってくると、子供達だけで解決してしまうこともあります。

 

例えば、誰かがケンカしていると、他の子が仲裁に入ってきたりします。

 

すると周りで見ていた子供たちも、みんなでどうしたらいいのか話し合いが始まったりするのです。

 

中にはオリジナルの仲直りの仕方を提案したり、色々な意見が飛び交います。

 

そしてあっという間に解決することがあります。

 

そういった集団の中でケンカが起きるからこそ、子供達は見て聞いて考えて行動していくようになります。

 

しかし、子供達が起こした問題(ケンカの内容)を解決する力や責任がどれくらい子供達の中で育っているのか見極めて、その能力に応じて大人が援助する必要はあります。

 

☆おわりに☆

 

いかがでしたか?

 

子供の社会性は、子供達の環境の中で作られていきます。

 

大人から見るとただ遊んでいるだけのように見えて、実は様々なことを学んでいるのです。

 

社会性は集団生活の中で自然と身についていきます。

 

子供が何か揉めていたり、ケンカしている時は、怪我の心配がなさそうな時には、一歩下がって様子をみて、その時にどのように感じたのか、どうしたら良かったのかなど、子供から意見を聞いて、子供達の中で解決が出来るといいですね。

 

どうしても解決出来ない時には、大人が介入して手助けしてあげて下さいね。

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yuzu

yuzuです 大学を卒業後、幼稚園→一般職→保育園→幼稚園と働いてきました。 現在は、幼稚園で働いています。 経験年数は、今年で10年目です。 これまで300人以上の子どもたちを受けもちました。 保育者として日々感じることや伝えたいことをブログを通して発信していきたいと思います。

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