子供の自尊心を回復するには、周りの目を気にし過ぎないことが大切です!
今日は、子供の自尊心のお話です。
お母さん方は自分に自信をお持ちでしょうか??
自信あります!
と胸を張って主張できる人って日本では少ないのが現状です。
そして、大人の私達の自尊心が低いと子供たちも低くなってしまいます。
自尊心とは、自分を認めてあげること、褒めてあげること、包み込んであげること・・・。
自尊心は、愛されている感覚と安心感、そして能力の向上から生まれると言われています。
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自己肯定感と自尊心の違い
自分のことを自分で理解することを、心理学ではセルフ・エスティームという言葉を使います。
これは自己に対する肯定的、または否定的な態度という意味があり、自信を持って、ゆったりと構えることや自分に満足するというポジティブな考え方を示すだけではなく、ネガティブな考え方も含まれています。
セルフ・エスティームとは、プラスの価値とマイナスの価値を中立で客観的に表しているとも言えるのです。
日本語では、自尊心、自負心、自己評価、自己尊重、自己価値、自己肯定感など、色々な言葉があります。
日本語の自尊にも中立的な意味合いがあり、一般的には自尊心という言葉が使われているのです。
一方で、自己肯定感という表現は、自分自身を肯定するということに重点が置かれています。
意味的には自尊心とほとんど同じで、否定的な側面をそのまま肯定的に受け入れるという意味で使われていることもあります。
日本には自尊心が低い子が多い
日本の子供は海外の子供に比べて、自尊感情が低いと言われています。
自尊感情とは、自分に良い印象を持っている、自分が好きであるという自分に対する程よい肯定感のことを言います。
自分の良いところだけではなく、悪いところも含めて、あるがままの自分を肯定できている状態です。
子供だけでなく、自尊感情の低い人は、過去の失敗や不快な経験をよく記憶していて、失敗を繰り返すことを過剰に恐れているため、新しい挑戦が出来なくなってしまいます。
子供の時期に自尊感情がしっかりと育たないと、消極的な態度が出来上がり、将来の夢が描きにくく、人生の幸福感が低い人になってしまう恐れがあります。
子育てで周りの目を気にしすぎている
日本の子供達の自尊心が低いと言われている原因の中に、人に迷惑をかけない子育てや、他人の目を気にしすぎる子育てにあるとも言われています。
日本人は集団における調和をなによりも大切にする傾向があり、世界から見ても人の目を気にしすぎているように映っています。
今のままでも日本の人たちは、人に迷惑をかけない国民で、そのことに対してもっと自信を持って大丈夫なのです。
例えば、デパートなどで、「触ったらダメよ。」「そっちにいったらダメよ。」とお店に迷惑をかけないように、周囲の邪魔にならないようにと子供の行動を必要以上に監視してしまいます。
あれもダメ、これもダメとお母さんからダメ出しばかりされてしまうと、子供の自己肯定感は育たないのです。
また、周囲に迷惑をかけてはいけないからと、外で子供にコソコソ小声で話しかけたり、椅子にじっと座っていることを強制したり、子供の行動を厳しく管理してしまうこともあります。
子供の自尊感情を育てるには、良い面も悪い面も含めて、あるがままの子供を受け入れることが大切です。
子供が走り回りたい!!と思うのは自然な欲求で、それを「走ってはダメ!!」と親から制限されてしまうと子供は否定されたと感じてしまうのです。
子供の自尊感情を守る
では、どのように子供の自尊感情は育てれば良いのでしょうか・・・。
子供たちを放置するわけではなく、少し、子供の自発的な行動を大人が大らかな気持ちで見守ることがポイントになります。
子供というのは、良い意味で、周りに迷惑をかけて成長していくので、大人の世界の世の中の常識や、ルールは知らないのです。
なので、失敗してしまうことは、当たり前であり、その失敗を通して、自分の行動をコントロールしていくことを自分で学びます。
先程の例のように「走っちゃダメ!!」と親から頭ごなしに言われてしぶしぶ走るのを止めるのと、物を壊したり、転んで痛めにあって走ることを止めるのでは、子供の自尊感情の発達に違いが出てきます。
☆おわりに☆
いかがでしたか。
子供の自尊感情を育てるには、大人が見守ることが大切になります。
もし、どうしても走り回ってしまうのであれば、「○○ちゃんは元気いっぱいだね!元気な○○ちゃんが大好きだよ!でもね、走って良い場所と良くない場所があるんだよ。」と優しく丁寧に教えてあげて下さい。
しっかりと言葉を尽くして説明をすれば、子供たちは自尊心を保ったまま、自分の行動を自分でコントロール出来るようになっていきます。
そして、何があってもあなたの味方であること、決してあなたを否定しているのではない、そのままのあなたが好き、とありのままの子供を受け入れる言葉を沢山伝えてあげてくださいね!
そうすれば、子供達は、自分を肯定的に捉えられるようになり、自分を好きになれます(^^)☆☆
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