子供の自尊心が育つ方法

今回は子供の自尊心のお話をしたいと思います。

 

自尊心とは、ありのままの自分を認めて受け入れることが出来ることを言います。

 

子供達の自尊心は、愛されている感覚と安心感や能力の向上、そしてありのままの自分自身を受け入れてもらうことで育っていきます。

 

自尊心の強い子供は何事にも挑戦することが出来る心の強い子に育つと言われています。

 

しかしここ最近、私が幼児教育に関わっていく中で感じることは、この自尊心が低い子供が増えているのではないか?ということです。

 

自分に自信が持てなくて一つのことをするにも大人の確認がないと出来ない・・・

 

こういった子供達には共通点があることをご存じでしょうか。

 

確認が必要な子供達

 

自尊心の低い子供達に共通することは、大人の顔色を伺いながら、「○○してもいい?」と確認が必要な子が多いと感じます。

 

大人の顔色を伺わずに好きなことを思いっきり行い、時には危険なことをして叱られたりするのが子供の本来の姿ではないでしょうか。

 

大人の顔色を伺ってしまう子供達は、一つ一つの行動に自信を持つことが出来ないのです。

 

もし失敗してしまったらどうしよう・・・という不安感から、大人に確認して大丈夫だという安心感が欲しいのです。

 

大人が手をかけてしまいすぎると自尊心が低くなる

 

子供達が成長する中で、苦労や失敗はつきものですよね。

 

しかし、この苦労や失敗が子供の自尊心を下げると考えてしまう親がたくさんいて、先周りして助けてしまうことが多いのです。

 

手をかけすぎてしまうことで、子供達は困った時はお父さんやお母さん、周りの大人が助けてくれると思うようになり、自分自身で考えることがなくなってしまいます。

 

自分自身で考えることをしなくなると、いざ自分が判断して行動しなければいけなくなった時に、どうしたらいいのかわからないので不安になるのです。

 

そうなることで、自信をつける機会が減り、自尊心も低くなり、チャレンジしようとしなくなってしまいます。

 

自尊心が育たないと子供の成長に影響がでる

 

このように大人が先周りをして、子供が失敗しないように手助けばかりしていると、子供の自尊心が育たなくなり、子供の成長に影響が出てしまいます。

 

小さい時には、大人が手助けしてあげても良いのではないか?と考えられる方も中にはいるかもしれません。

 

しかし、小さい頃から大人が先周りをして失敗をする機会をなくしていると、子供は失敗したという経験のないまま大人になります。

 

子供のころに小さな失敗の経験を積んできた子供は、大人になって失敗をした時にも、自分で立ち直る術を身に付けているので、前へ進むことが出来、ここに大きな差がつくのです。

 

失敗の経験をしないまま大人になってしまうと、失敗をしてしまった時に乗り越えることが出来ずに引きこもってしまう恐れがあり、より失敗に恐怖感を覚えてしまいます。

 

子供の成長に影響が出ないようにするためにも、失敗するという経験も積ませてあげることが大切ということがわかりますね。

 

自尊心の高い子、低い子の違い

これまで自尊心の低い子のお話をしてきましたが、それでは自尊心の高い子というのは、どういった子なのでしょうか。

 

自尊心の高い子は、同じ事柄が起きても感じ方が違うのです。

基本、プラスに捉えることが出来ます。

 

自分は愛されている、努力をして出来たことに対して達成感がある、失敗をしても前へ進む力を持っているので、ありのままの自分を受け入れます。

 

他人と比べることなく、自分は自分でいいのだと感じることが出来ます。

逆に自尊心の低い子供達はこれらが苦手です。

ありのままの自分を受け入れてもらえるのか不安であったり、失敗をすることを恐れ周りを見て行動してしまいます。

 

一つの事例としとて、自尊心の低いAちゃんのお話をしていきたいと思います。

【事例】先回りして何でも正解を伝えてしまうAちゃん母

 

 

Aちゃんは、友達と遊んでいる時は明るく活発でハキハキと物事を言う女の子。

 

しかし、大人の前では、引っ込み思案な性格になり、話をする時もこちらが聞き取れないくらい小さな声で話します。

 

また、遊びの時と変わって、幼稚園の中で活動をする時には、一つ一つ担任である私に確認を取らないと行動が出来ないのです。

 

印象としては、考えて行動しなければいけない時に、控えめになるという感じです。

 

友達といる時は元気いっぱいなのに、大人と話をする時や自分で判断して行動しなければいけない時の差が激しいのは何故なんだろう?

 

ずっと疑問にも思っていましたが、その答えが、参観日の時にわかりました。

 

参観日に、簡単なおもちゃを作った時のお話です。

 

その時の様子を保護者の方に見て頂いたのですが、Aちゃん母はAちゃんにあれこれ話をしていたのです。

 

「ほら!はさみの使い方はこうでしょ。次に先生は何て言ってた?のりをつけるっていってたでしょ!そうじゃないよ!」などAちゃんが考える前に事細かに説明をされていました。

 

Aちゃんは、お母さんにこのように先周りしてお母さんから色々、指示されていることがわかったのです。

 

先程から何度もお伝えしていますが、このように、子供が考えるまえに大人が先周りしてしまうと、考える力が育たないのです。

 

お母さんが何でも教えてくれるので、幼稚園で何か考えて行動しなければいけない時には、自分で考える前に大人に確認をしてしまうようになります。

 

そして、Aちゃんのお母さんは、Aちゃんの自尊心を知らないうちに低くさせてしまっています。

 

お母さん自身も否定的な声掛けをしないように意識することが大切ですね。

 

子供の自尊心の高めるには

 

事例のAちゃん母は、Aちゃんが間違えてしまった時に「そうじゃない!」ときつめの口調で言われていました。

 

このようにもし子供が失敗をしてしまった時に否定的な言葉をかけてしまうと、より自信をなくしてしまいます。

 

間違いや、失敗をしてしまうことは悪い事ではなく、むしろ子供の成長の為には必要なことです。

 

子供の結果や能力に目を向けてしまいがちですが、努力して頑張っている所を見てあげて下さいね。

 

そうすることで、失敗してしまったけれど、お母さんは自分のことを見守ってくれているんだ!次も頑張ってみよう!と前を向いて頑張ることが出来、自尊心を高めていくことが出来ます。

 

そうすることで、子供の全体的な能力も向上していき、自信へと繋がります。

 

ありのままの姿を受け入れてあげて下さいね。

 

現在Aちゃんは、自分で考えられるように私の方でも声掛けを行い、少しずつ自分の思いを伝えていくことを頑張っていますよ(^^)☆

 

☆おわりに☆

 

いかがでしたか。

 

今回の事例のAちゃんのお母さんのように、子供が失敗してしまわないように先周りして手助けをする親御さん、意外と多いのではないでしょうか。

 

子供達を手助けしているように見えて、実はそれが成長の妨げになっているのです。

 

自尊心を高めるのに大切なことは、子供のありのままの姿を受け入れて、頑張っていることや努力していることを認めてあげることです。

 

そして、大人である私達が、この子は今、自尊心が低いのかな?高いのかな?と様子をみてあげることも大切です。

もし低い場合には、ありのままの○○ちゃんで大丈夫だよと伝えてあげて、チャレンジするために背中を押してあげて下さい。

高い場合は、そのまま色々なことを考え、どんどん行動出来るようにしてあげて下さいね。

 

子供達の自尊心を高め、何事にもチャレンジしようとする心の強い子になることを願います☆

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yuzu

yuzuです 大学を卒業後、幼稚園→一般職→保育園→幼稚園と働いてきました。 現在は、幼稚園で働いています。 経験年数は、今年で10年目です。 これまで300人以上の子どもたちを受けもちました。 保育者として日々感じることや伝えたいことをブログを通して発信していきたいと思います。

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