【言うことを聞かない子供】お父さんお母さんの教育方針を同じにすることが大切
今回は言う事を聞かない子供のお話です。
保護者の方とお話する中で、悩まれているので多いのが、子供が言うことを聞かないということでした。
色々なお母さん方と話をする中で感じたことは、どの子も園では、ある程度お利口さんに頑張っていること、家ではお父さんお母さんにたくさん甘えたくて我がまま言っていることです。
お父さん、お母さんにたくさん我がままを言って甘えることは、お互いに信頼関係が出来ているので、子育ての中でとても大切なことなのです。
しかし、何でもかんでも子供の言う通りにしていると、甘やかしになるので、これはよくありません。
子育ての中で大切なことは、お父さん、お母さんの教育方針が同じなのか?ということです。
お互いの教育方針が同じであれば子供に対しての言葉がけにブレがなく、ここが同じでなければ、子供はどちらの話を聞いて良いかわからず、混乱してしまいます。
教育方針の大切さをお伝えしていきたいと思います。
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子供に叱る時、お父さん、お母さんは同じ意見ですか?
子供を叱ることがあると思いますが、この時に、お父さんが甘やかしていると、子供は「お父さんがいい!」と言って余計に言うことを聞かなくなります。
あるご家庭の話です。
3歳と1歳のお子さんがいて、上のお兄ちゃんが、我が強く、使いたいおもちゃを弟に貸してあげることが、まだまだ難しいです。
お母さんが家で用事をしていると、一日に何回もおもちゃの取り合いが始まります。
お母さんが仲良くするように伝えても、「だって、このおもちゃで遊びたかった!」と上のお兄ちゃんが言って、言うことを聞いてくれないと困っていました。
お母さんからすると、弟にも優しくして欲しいという思いがあるので、いつもお兄ちゃんに伝えますが、中々伝わらないのです。
そこで、お父さんにも同じように子供に接して欲しいのですが、お父さんは、叱らなくて、子供をとても甘やかすそうです。
そうすると、お父さんが家に帰ってくると、すぐお父さんの所にいくようになってしまいました。
そして、お母さんは怒るから嫌!お父さんがいい!となってしまうのです。
子供に嫌われたくないから・・・泣いたり、叫ばれるとしんどいから・・・と言って甘やかしてしまうと、子供の成長に影響がでます
こちらのご家庭は、毎日毎日、兄弟喧嘩が凄く、どちらかが喧嘩に負けると泣き声も凄いそうです。
お父さんは、仕事から帰ってきて、この泣き声を聞きたくないから、子供達を甘やかしてしまうと言われ、お母さんは困っていました。
どれだけ、一生懸命子供達に話をしていても、お父さんが帰ってくると、甘やかしてしまうので、全部台無しになってしまうということでした。
お父さんは、叱って子供達に嫌われたくないから・・・という思いもあり、つい子供達を甘やかすそうですが、お母さんが一生懸命、子供達と接しているのに、これでは、成長に影響が出てしまいます。
お父さんは優しいのにお母さんは怖い!となってしまい、お母さんの話が余計に聞けなくなってしまいます。
母親ばかり叱り役をしていると、精神的に負担がかかる
子供と毎日接する中で、言うことを聞いてくれない・・・毎日同じことの繰り返し・・・これだと、精神的にもしんどくなってしまいます。
毎日叱り役、厳しく言う役がお母さんだと、子供と一緒にいる時間が長い分、余計にしんどくなってしまいます。
お母さん自身、子供と一緒にいる時間が多い分、リフレッシュする時間が必要です。
今回例にあがったお母さんですが、気持ちがしんどくなってしまったので、週に一度、子供達を預けて、一人の時間をつくったことで、気持ちもリフレッシュできたそうです。
リフレッシュすることは気持ちを切り替えるうえでもとても大切になります。
そして、リフレッシュすることで、心に余裕が出来て、子供とも向き合えるようになります。
どうしても辛くなる時もあるかと思いますが、そんな時は、幼稚園や保育園の先生に相談してみることをおすすめします。
一人で悩んで抱え込んでしまうより、話を聞いてもらうことで解決策が出てくることがあるからです。
そして、一番大切なのは、お父さん、お母さんで子供達をどのように育てていきたいのか話し合うことです。
子育ての中で、お父さんお母さんの教育方針を同じにすることが大切な理由
なぜ、子育ての中で、お父さんお母さんの教育方針を同じにすることが大切なのかは、例えば、お母さんは勉強をたくさん教えたいと思っていても、お父さんがのびのび育てたいと思っていれば、声のかけ方が変わってきます。
子供は、甘やかしてくれる人に逃げてしまいます。
先ほどの例に上がってきたご家庭をみると、お母さんはきちんと子供達に良いこと良くないことを伝えようとしていましたね。
しかし、お父さんが協力的ではなく、子供の言うことばかり聞いて、甘やかしていました。
子供はもちろん甘やかしてもらえる方が楽なので、そちらに逃げてしまうことになります。
子供が楽な方へ逃げてしまうと、今後の成長で影響が出てしまいます。
何でも言うことを聞いてあげていると、我慢するということが学べず、すぐに癇癪をおこしてしまい、我慢の出来ない子に育ってしまいます。
そうすると、外でも友達とトラブルを起こしやすくなってしまいます。
教育方針で気を付けたいこと
教育方針を決めた時に、どちらも厳しくしていると、子供も親もしんどくなってしまいます。
また、叱り役、フォロー役を決めてしまうと、叱り役の方が子供にとって怖い存在になってしまう恐れがあるので、どちらかが叱れば、どちらかがフォローするという風にしていると良いです。
そして、お父さんお母さんのなかで、子供がどのように育って欲しいか、どういったことはしてはいけないかなど、しっかり話し合うことで、子供にも、お父さんとお母さんが言っていることは同じだと認識させることで、子供も混乱しなくなります。
そうすることで、段々と、お父さんお母さん二人の話もしっかりと聞けるようになってきます。
☆まとめ☆
いかがでしたか?
子育ての中で、お父さんお母さんの教育方針を同じにすることが大切な理由は、お互いに方針が違えば、声掛けが変わってきて、子供が混乱してしまうからです。
子供が混乱しないために、言葉の掛け方を統一することが大切です。
そして、どちらかが、叱ったらどちらかが、フォローしてあげること、お父さんお母さんの中で、どういった子育てをしたいか話し合いをして、すり合わせをしておくこと、この2つを忘れずに子供達と関わってあげてくださいね。
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