【3歳】言うことを聞かない子供・・・お父さんお母さんの教育方針は同じですか?

保護者の方とお話する中で、悩まれているので多いのが、【子供が言うことを聞かない】ことでした。

色々なお母さん方と話をする中で感じたことは、どの子も園では、ある程度お利口さんに頑張っていること、家ではお父さんお母さんにたくさん甘えたくて我がまま言っていることでした。

お父さん、お母さんにたくさん我がまま言えるって、お互いに信頼関係が出来ているので、子育ての中でとても大切なことなのです。

しかし、何でもかんでも子供の言う通りにしていると、【甘やかし】になるので、これはよくありません。

お母さん方と話をする中で感じたことがあり、それは、お父さん、お母さんの教育方針が同じなのか?ということでした。

お互いの教育方針が同じであれば子供に対しての言葉がけにブレがありませんが、ここが同じでないと、子供も混乱してしまいます。

それでは、見て行きましょう!

子供に叱る時、お父さん、お母さんは同じ意見ですか?

お父さんが甘やかしていると、子供は「お父さんがいい!」と言って余計に言うことを聞かなくなります。

あるご家庭では、3歳と1歳のお子さんがいて、上のお兄ちゃんが、我が強く、使いたいおもちゃを弟に貸してあげることが、まだまだ難しいです。

お母さんが家で用事をしていると、一日に何回もおもちゃの取り合いが始まり、お母さんが仲良くするように伝えても、「だって、このおもちゃで遊びたかったんだもん!」と上のお兄ちゃんが言って、言うことを聞いてくれないと困っていました。

お母さんからすると、弟にも優しくして欲しいという思いがあるので、いつもお兄ちゃんに伝えますが、中々伝わりません。

そこで、お父さんにも同じように子供に接して欲しいのですが、お父さんは、叱らなくて、子供をとても甘やかすそうで、お父さんが家に帰ってくると、すぐお父さんの所にいくようになってしまいました。

そして、お母さんは怒るから嫌!お父さんがいい!となってしまいました。

嫌われたくないから・・・泣いたり、叫ばれるとしんどいから・・・と言って甘やかすと子供の成長に影響がでます

こちらのご家庭は、毎日毎日、兄弟喧嘩が凄く、どちらかが喧嘩に負けると泣き声も凄いそうです。

お父さんは、仕事から帰ってきて、この泣き声を聞きたくないから、子供達を甘やかしてしまうと言われ、お母さんは困っていました。

どれだけ、一生懸命子供達に話をしていても、お父さんが帰ってくると、全部台無しになってしまうということでした。

お父さんは、叱って子供達に嫌われたくないから・・・という思いもあり、つい子供達を甘やかすそうですが、お母さんが一生懸命、子供達と接しているのに、これでは、成長に影響が出てしまいます。

お父さんは優しいのにお母さんは怖い!となってしまい、お母さんの話が余計に聞けなくなってしまいます。

お母さんばかり叱り役をしていると、精神的にもしんどくなります。

子供と毎日接する中で、言うことを聞いてくれない・・・毎日同じことの繰り返し・・・これだと、精神的にもしんどくなってしまいます。

毎日叱り役、厳しく言う役がお母さんだと、子供と一緒にいる時間が長い分、余計にしんどくなってしまいます。

子供と一緒にいる時間が多い分、リフレッシュする時間はありますか?

今回例にあがったお母さんですが、気持ちがしんどくなってしまったので、週に一度、子供達を預けて、一人の時間をつくったことで、気持ちもリフレッシュできたそうです。

リフレッシュすることは気持ちを切り替えるうえでもとても大切になります。

リフレッシュすることで、心に余裕が出来て、子供とも向き合えるようになる

週に一度のリフレッシュで、心に少しでも余裕が出来ると、子供達とも新たな気持ちで関わることができるようになります。

しかし、どうしても辛くなる時もあるかと思います。

そんな時は、幼稚園や保育園の先生に相談してみることをおすすめします。

一人で悩んで抱え込んでしまうより、話を聞いてもらうことで解決策が出てくることがあるからです。

そして、一番大切なのは、お父さん、お母さんで子供達をどのように育てていきたいのか話し合うことです。

なぜ、子育ての中で、お父さんお母さんの教育方針を同じにすることが大切なのか

なぜ、子育ての中で、お父さんお母さんの教育方針を同じにすることが大切なのかは、例えば、お母さんは勉強をたくさん教えたいと思っていても、お父さんがのびのび育てたいと思っていれば、声のかけ方が変わってきますよね。

子供は、甘やかしてくれる人に逃げてしまう

先ほどの例に上がってきたご家庭をみると、お母さんはきちんと子供達に良いこと良くないことを伝えようとしていましたね。

しかし、お父さんが協力的ではなく、子供の言うことばかり聞いて、甘やかしていました。

子供はもちろん甘やかしてもらえる方が楽なので、そちらに逃げてしまうことになります。

我慢することが難しくなる

子供が楽な方へ逃げてしまうと、今後の成長で影響が出てしまいます。

何でも言うことを聞いてあげていると、【我慢する】ということが学べず、すぐに癇癪をおこしてしまう我がままな子に育ってしまいます。

そうすると、外でも友達とトラブルを起こしやすくなってしまいます。

気を付けたいこと

どちらかが、叱ったらどちらかが、フォローしてあげる

教育方針を決めた時に、どちらも厳しくしていると、子供も親もしんどくなってしまいます。

また、叱り役、フォロー役を決めてしまうと、叱り役の方が子供にとって怖い存在になってしまう恐れがあるので、どちらかが叱れば、どちらかがフォローするという風にしていると良いです。

お父さんお母さんの中で、どういった子育てをしたいか話し合いをして、すり合わせをしておく

お父さんお母さんのなかで、子供がどのように育って欲しいか、どういったことはしてはいけないかなど、しっかり話し合うことで、子供にも、お父さんとお母さんが言っていることは同じだと認識させることで、子供も混乱しなくなります。

そうすることで、段々と、お父さんお母さん二人の話もしっかりと聞けるようになってきます。

☆まとめ☆

いかがでしたか?

なぜ、子育ての中で、お父さんお母さんの教育方針を同じにすることが大切なのかは、お互いに方針が違えば、声掛けが変わってきて、子供が混乱してしまうからです。

子供が混乱しないために、言葉の掛け方を統一することが大切です。

そして、

〇どちらかが、叱ったらどちらかが、フォローしてあげる

〇お父さんお母さんの中で、どういった子育てをしたいか話し合いをして、すり合わせをしておく

この2つを忘れずに子供達と関わってあげてくださいね。

yuzu

yuzuです 大学を卒業後、幼稚園→一般職→保育園→幼稚園と働いてきました。 現在は、幼稚園で働いています。 経験年数は、今年で10年目です。 これまで300人以上の子どもたちを受けもちました。 保育者として日々感じることや伝えたいことをブログを通して発信していきたいと思います。

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