【子供のストレスの症状】ストレスのサインを見逃さない方法
今回は子供のストレスのお話をしたいと思います。
子供達もストレスを感じ、このサインを見逃さないようにして下さい。
ストレスと聞くと大人の悩みのイメージがありますが、ストレスは大人だけの問題ではないのです。
子供は、ストレスの発散方法を知らないので、不快感を大人に伝えることが難しく、子供のストレスは心身の成長に大きく影響を与えてしまうのです。
子供が伝えようとしているストレスのサインを確認して、適切な対応をしてあげることが必要になります。
Table of Contents
子供のストレスの原因となるものとは
ストレスというと、大人のものだと考えがちになります。
しかし、子供も普段から多くのストレスを感じていることがあるのです。
子供のストレスの原因は色々とありますが、幼児期は心身の成長がとても早いです。
その早さに子供自信がついていくことが出来ずに、ストレスを感じるということがあるのです。
そして、保育園や幼稚園、初めて行く場所、初めての経験にも子供は強いストレスを感じます。
これまでお母さんとずっと一緒にいたのにいきなり離れて共同生活をしなければいけないことは、子供の気質によってはとても苦痛になってしまう可能性もあります。
子供はストレスを自覚しにくい
ストレスへの耐久性は人それぞれです。
大人の場合、ストレスを感じていることを自覚したり、それを解消するのに自分で好きなことを見つけたり、自分自身で対処をすることが出来ます。
先程も述べましたが、子供達は自分自身で上手に対処することが出来ません。
子供の場合、自分が感じている気持ちをストレスであると自覚するのが難しいのです。
特に幼少期の子供は、身体と心の成長が大きいです。
昨日まで出来なかったことが出来るようになる一方で、自分の身体と心の変化に戸惑ってしまうこともあります。
そして、成長していくにつれて、幼稚園や保育園、小学校と周囲の環境もとても変化していきます。
こういった変化は子供にとって大きなストレスになるのです。
子供が抱えているストレスのサインとは?
幼児期の子供は、ストレスをストレスだと感じること出来ずに、大人や周囲に伝える手段がありません。
そのために、心身の変化によってストレスを訴えることがあり、これをストレスサインと呼びます。
ストレスサインとは、心の変化や体の変化によって現れることが多く、このストレスサインを見逃してしまうと、子供はよりストレスを抱え込んでしまいます。
ストレスサインは様々ですが、見落とさないように子供のストレスにしっかりと向き合うことが大切です。
ストレスサインには
・体のストレスサイン
・心のストレスサイン
・行動のストレスサイン
の3つがあります。
体のストレスサイン
体のストレスサインは、毎日子供の様子を見ているお母さんならすぐに見つけることが出来ます。
風邪や病気でもないので、子供の体調がすぐれない状態が続く時にはストレスからくる体調不良も考えた方が良いです。
心のストレスサイン
心のストレスサインは次のように現れます
・イライラしやすくなる
・怒りっぽくなる
・感情の起伏が激しくなる
・落ち込みやすくなる
今まで大人しい性格だったのに乱暴な言動が増えた、最近何をしても嫌がるようになる、はしゃいでいたかと思ったら、急に泣き出すなど、これまでとは違う様子が目立つようになったら要注意です。
これは、自分で自分の感情をコントロールすることが出来ず、ストレスをどうにかして外に出そうとしている状態なのです。
心のストレスサインは体のストレスサインとは違って、見た目では分かりにくく、見逃してしまうことがあるので、注意深く子供を見てみて下さい。
行動のストレスサイン
普段の行動でストレスサインを出していることがあります。
暴力を振るう、乱暴な言葉を使うといった場合、ストレスが影響していて暴力的な言葉で発散しようとしている可能性があります。
逆に、親と話さないようになったり、反対にこれまで以上に甘えるようになったりすることもあります。
子供がいつもと違う接し方をしようとしている時は、ストレスサインかもしれないと思って慎重に見守るようにして下さい。
【事例】大きな声で叫ぶAくん
Aくんのお話をしたいと思います。
Aくんは、5歳の男の子で、自分の気持ちを言葉で伝えることが少し苦手で、友達との距離感もとても近くよくトラブルになってしまいます。
自分の気持ちを言葉にするのが苦手なA君は部屋の中でよく「きゃ~~~~っ!!!」と甲高い声で叫ぶことがあります。
初めの方は、私も「大きな声を出すとみんなびっくりするからやめようね。」と伝えていましたが、中々収まることがありませんでした。
もしかすると、自分の気持ちを上手に伝えることが出来なくて、大きな声を出しているのかな?
と思って、A君が友達とトラブルになってしまった時には、A君に「A君はこういう気持ちだったのかな?」など、気持ちを代弁して、相手の子にも伝えるようにしました。
そうすることで、A君の部屋で叫ぶという行動は少しずつ減っていったのです。
A君は友達に自分の気持ちが伝わらないことに対してストレスを抱えていて、それを叫ぶことで解消させていたのです。
しかし、この方法は良くないので、大人が間にはいり、気持ちを代弁してあげることが大切です。
ストレス解消法
子供のストレスサインは、風邪薬などでは治すことが出来ないです。
ストレスの原因を見つけて解消することが大切です。
子供のストレス解消方法をお伝えしたいと思います。
子供が喜ぶことをする
ストレスを解消するのは、子供の好きなことをさせてみて下さい。
絵本を読む、絵を描く、外で遊ぶなど好きなことに集中することで、ストレスを発散することが出来ます。
楽しいと感じている時はマイナスな考え方を少なくすることが出来、ストレス発散に繋がります。
その他に体を動かすとストレス発散に効果的です。
外で体を動かしていると自然に触れる機会も多くなって、よりストレス発散しやすくなります。
親子のスキンシップを増やす
スキンシップは子供にとってとても大切です。
最近、子供とスキンシップが取れていないと感じたら、スキンシップの時間を増やしてみて下さい。
スキンシップは親子関係が深まり、子供も多くの愛情を感じることが出来ます。
☆おわりに☆
いかがでしたか。
子供のストレスサインを見つけたら、ストレスを解消させてあげることが大切です。
しかし、もっと大切なことは、子供のストレスの原因そのものを知り、原因を解決することです。
ストレスの原因が大人によって解決できるものなら、解決してあげるようにして下さい。
しかし、ストレスを乗り越える力を身に付けることも、生活していくうえで、とても大切です。
完全にストレスを取り除いてしまうと、子供の成長を妨げてしまうこともあります。
ストレスと向き合って、どのようにして対処していけば良いのかなど、子供がストレスと向き合えるようにサポートすることも、時には必要になります。
子供はストレスを感じやすく、また発散する方法を知らないので、私達大人が子供のストレスのサインを察知して、ストレスを発散出来る方法を教えてあげることが大切です☆
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