【2歳3歳】子供の食べ方が汚い・・・食事中のマナーは実践しながら伝えよう!
今日は子供の食べ方のお話です。
子供の食事に関する悩みはお母さんにとって尽きないのではないでしょうか?
食べ散らかす。食べ物で遊ぶ。食事中、ウロウロするなど色々あるかと思います。
赤ちゃんの頃は手づかみ食べと言って、手でつかんで食べますが、これは、【自分の力で食べられるようになる】【自分の手で食べ物を握って口に運ぶ】という、成長する上で大切なプロセスになってきます。
小さい頃は食べ方が少々汚くなってしまうことは仕方のないことですが、いつまでたっても上手に食べられない・・・机の周りや、服が汚れてしまう・・・となると、食事のマナーやしつけの面で心配になりますよね。
食べ方が汚いまま成長してしまうと、急に変えることは中々容易ではないので、小さい頃から身について欲しいですよね。
では、どのようにすれば良いのでしょうか?
目次
何故、食べ方が汚くなるのか?
子供の食べ方が汚くなってしまうのには、原因があります。
色々な中でよく見られる原因を見ていきましょう。
遊び食べ
よくある悩みの一つがこの【遊び食べ】です。
これは、子供が食べることに飽きてしまい、食べ物がおもちゃになってしまうのです。
小さい頃は、食事に限らず、集中できる時間が短いので、集中が切れてしまうとじっとすることがしんどくなってしまいます。
そうなることで、食べもので遊んでしまい、食べ方が汚い・・・と感じてしまうのです。
手づかみ
手づかみで食べるタイプの食べ物は問題ありません。
しかし、お箸やフォークを使って食べるのまで、手づかみ・・・というはありませんか?
初めはお箸やフォークを使っていても気が付いたら、手でつかんで食べている。なんてことも・・・
手でつかんで食べてしまうので、手は汚れるし、その手を洋服で拭いたり、ボロボロこぼすし、こちらも食べ方が汚い・・・と感じてしまうのではないでしょうか。
食事中にウロウロする、食べ物をこぼす
最初の遊び食べのように集中力がなくなるとウロウロしてしまうことがあります。
ウロウロしてしまうのは、見ていて、落ち着きがない、または、お行儀が悪い・・・と感じますよね。
これが、家族で外に食事に行く時にウロウロしてしまうと困ってしまいます。
また、食べ物を床や机にボロボロこぼす・・・その都度、お母さんは掃除をするとなると大変ですよね。
【事例からみる】解決方法
よくある食べ方が汚い・・・どうしたら良いの?
と悩まれていて多い悩みを3つ例に出しました。
- 遊び食べ
- 手づかみ
- 食事中にウロウロする、食べ物をこぼす
これらは、私が満3歳児クラスの担任をした時にも、とても悩みました(^-^;
しかし、よくよくその子供を見ていると、何故、食べ方が汚くなってしまうのか分かったのです。
遊び食べをするA君
A君は苦手な食べ物が多い子でした。
私もそれを知っていたので、「今日は、これとこれ頑張ってみる?」「どれなら食べられそう?」と、いつもA君とどのおかずを食べるか決めていました。
しかし、苦手なものは苦手なので、1口2口は頑張るのですが、やっぱり食事は進まない・・・
ついには食べられない食材をスプーンでぐちゃぐちゃかき混ぜたり、遊び始めてしまいます・・・
しかし、そうなる前にA君はいつも手が止まってしまっているのです。
手が止まってしばらくしてから、食べ物で遊び始めてしまうことが分かったので、それ以降は、A君の食べる集中力が切れてしまう前にA君に「給食もうおしまいにしようか。」という声掛けで、遊び食べがなくなりました。
このように、子供の個人の差はありますが、【食べる】ということに対して集中力が切れている時は、食べることが難しく、一度切り上げることを勧めます。
しかし、切り上げることで、苦手であったり、嫌いなものを食べなくてすんだ!
と思ってしまってはいけないので、そんな時は子供と『このおかずは食べようね。』など、子供と決めるようにしてください。
子供の集中が続く間に食べられるようになると良いですね。
手づかみ食べをするB君
B君は、いつもフォークやスプーン、お箸を持って来ているのですが、気が付くと手でつかんでご飯を食べてしまいます。
私も気づいたら「B君、フォーク使ってね!」など声を掛けますが、気づくとまた手で食べている・・・
そして、フォークやスプーンを使う時に気づいたのですが、とても食べにくそうにしていて、スプーンやフォークの使い方がぎこちなかったので、スプーンやフォークの使い方をB君に伝えました。
すると、B君もそれからは、スプーンやフォークを使ってご飯を食べるようになりました。
意外と盲点になるのが、普段大人は当たり前のように使えるものでも、子供にとっては使い方がわからなかったり、使い方を初めに教えていても、間違えていることがあります。
何度も伝えてあげて、意識することで、上手に食べられるようになるのです。
食事中にウロウロする、食べ物をこぼすCちゃん
Cちゃんは、とにかく自分の視界に気になるものが入るとウロウロしてしまいます。
食事に集中できないのでした。
部屋のベランダから、電車が見える部屋だったのですが、電車が通るたびに気になるCちゃん。
これは、もう給食の時間はカーテンを閉めることにしました。
すると、気になるものが見えなくなったので、座って食べることが出来たのですが、こんどは、ボロボロ食べ物をこぼします・・・
しかも、唐揚げやハンバーグなどもボロボロ床にこぼしたり、落とします。
そんな時「先生、唐揚げが落ちたー。」というだけだったのです。
最初は私も拾っていたのですが、毎回おかずを落とすCちゃん。
そして、Cちゃんの床のまわりはいつもご飯粒が大量に落ちているのです。
しかも、床に落としているご飯粒を上靴で踏んづけているので、上靴はご飯粒でどろどろ、床はベチャベチャになっています(^-^;
これは、きっと、お家でお母さんが優しく、何も言わずに食事の時は、お掃除してくれるから、Cちゃん自身は意識していないのだなと感じました。
だから、おかずが落ちても平気、ご飯粒を床に落としていても平気で踏んづけてしまうのです。
そして、何故、ご飯粒が床にそんなに落ちるのか、おかずが落ちるのかCちゃんを見ていると、食べる時の姿勢がとても悪かったのです。
机から体がとても離れていて、体も真っすぐではなく歪んでいたのです。
正しい姿勢で食べることと、おかずを落とした時は自分で拾うこと、ご飯粒を落として床が汚れた時は自分でお掃除することをCちゃんに伝えることで、Cちゃんも意識できるようになりました。
そして、給食の後は、自分で食べた後、汚れた時は、布巾などを使ってお掃除するようになりました。
食事中は子供自身が、意識することが大切
3人の事例を見て、わかるかと思いますが、自分自身で、食べることに対して、意識することが大切になってきます。
食事のマナーやしつけはとても大切です。
お母さんの言葉だけになっていたり、食べ方が汚いから、お母さんが変わりに掃除などしてしまうと(子供に見せてあげることは大切なことです)子供達は何がいけないのか気づくことが出来なくなってしまいます。
食事のマナーを伝える時は、お母さんが見本になって、子供と一緒に挑戦してみてください。
そして、子供に伝える時は、子供自身が実践をして学べるようにしてあげてくださいね(^^)/
是非、子供とチャレンジしてみてください☆
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